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中国経済をどうみるか?~10月統計を受けて 

今日の東京株式市場はまちまちだった。「まちまち」と表現する時にはTOPIXがマイナスである場合が多いように感じるのは気のせいだろうか?昨日の宮地塾でレポートを書いた内容はかなり衝撃的なもので、TOPIXとS&P500指数を3カ月程度の時系列をExcelの散布図でグラフに示すと、相関関係が否定されたような形状となっている。以下のグラフはTOPIXとS&P500指数の散布図グラフ。


ST散布図


この頃でもよく東京市場はNY市場の「写真相場」という人も多いが、これが完全に否定された感じなのだ。東京株式市場独自の要因で動いているとすれば格好は良いが、そうではないような気もする。今日の売買代金が1兆1447億円の低商いで、この頃こういったボリューム指標も先細りをしているわけであるから、外国人だけでなく国内勢も東京株式市場で売買を控えているのだろう。Japan Passing2.0も極みである。半面でそれとは対極的な国は隣国にあり、その国の経済はやはり凄いと評判だ。経済が活況だと株式も盛り上がる。創業板取引開始日は軒並みサーキットブレーカーが発動されるなど、秋風寂しい兜町とは異なる。その国の10月の経済統計が本日一斉に発表されたので、ここで検証しておきたい(そもそも論として国家統計局が正確な数字を出しているのかはいまいち信用置けないが)。


まず、数字は以下の通りである(固定資産投資は1-10月、それ以外は10月)。


・PPI:前年比-5.8%
・CPI:前年比-0.5%
・鉱工業生産:+16.1%
・固定資産投資:+33.1%
・M2:前年比+29.4%
・人民元建て融資:前年比+34.2%
・新規融資額:2530億元
・中国輸出:前年比-13.8%
・貿易黒字:240億ドル


こんなものが出された。まず、CPIは相変わらず前年比でマイナスなのだが、これは昨年のグローバルレベルでの資源高騰と暴落のあおりを受けている。従って、これを持ってデフレとはいえない。マネーサプライなど資金循環的な側面で考えていけばインフレか、もしくはある意味でバブルなのだろう。しかし、M2は8月28.5%→9月29.3%→10月29.4%となっておりややモメンタムが低下している。つまりは、高原状態という感じなのだろう。ただ、新規融資額が9月の5167億元から10月は2530億元に減少しており、四大銀行(中国銀行、工商銀行、農業銀行、建設銀行)はそれなりに貸しているのだが、地方での融資が鈍化している可能性がある。


また、1-10月固定資産投資は1-9月のものよりもやや鈍化していて、エコノミストの予想を下回っている。特に第一次産業、第二次産業でモメンタムの低下が顕著だ。以下は中国固定資産投資の推移である(出所:国家統計局)


固定資産投資


固定資産投資や新規融資などが鈍化している傾向に関しては、一言でいえば内需喚起のための4兆元の景気刺激策の効果がそろそろ頭打ちにきているということだろう。第一次産業や第二次産業のモメンタムの低下は4兆元→インフラ関連投資がそろそろ一巡しつつあるのだと思われる。とはいえ、高水準の伸びを維持していることはいうまでもないところだろう。一方で不動産投資は相変わらず伸びている。つまりストックバブルが設備から不動産に移行しつつある。従って、今後人民銀行はバブルを打ち消していかなければならない方向に舵を切るだろうと思われる。焦点は緩和的な政策から、いつ引き締め的な政策をとるか?である。


また、中国経済の中心である外需はモメンタムの改善が著しい。貿易黒字は8月157億ドル→9月129億ドル→10月240億ドルとなっていて、単月で10月は今年の最高である。それと同時に鉱工業生産の上振れもうなずける。今後も外需回復トレンドが続く限り生産は拡大するものと思われる。つまり、内外需ともに歯車の回転が効いた経済を印象付けられる数字だった。内需のモメンタムが頭打ちなところを外需の伸びでカバーしており、経済は高原状態であるといってもよい。


彼らからみれば、内外需不振の隣国はどう映るのであろうか。


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