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バーナンキ議長のジレンマ~鉱工業生産を受け 

今日の東京株式市場は続落した。銀行株が相変わらず軟調で、みずほFGが安値を切ってきたことから投げが嵩んだという感じなのだろう。商いも少し増えてきており、投げるべき人が投げているような感じもする。


本日は少し所用でエントリを書く時間があまりないため(申し訳ありませんが今週末まで)、米国の鉱工業生産指数をみて思ったことを書いておこう。


米国は消費が期待できずドル安政策に舵を切りつつあるので、おそらくは輸出で稼いでいくといった感じの経済になることは指摘していた通りなのだが、やはり鉱工業生産指数でもそのような傾向がみられる。鉱工業生産の伸びは確かに減速しているが、同時にハイテクが伸びていることから、アジア圏中心に電機製品などが拡大しているのだろう。


一方で設備稼働率の伸びが大きくないことはより深刻だろう。以下のグラフは設備稼働率の推移である。


設備稼働率



シクリカルにおける設備稼働率が増える過程というのは、以下の通りである。


金融緩和→民間貸出増加→マネーサプライ増加→ストック投資→設備稼働上昇→ストックインフレ→金融引き締め

こんな順なのだ。だから設備稼働率は隠れたインフレ指標であり、Fedの金融政策にも大きく影響する。ところが現在の米国は民間貸出も伸びてはおらず、マネーサプライもあまり伸びていない。つまりフローは金融緩和のところで止まっているわけだ。だから設備稼働率が上昇するところまでいっていない。中国はマネーサプライも伸びており、固定資産投資も伸びているわけだからこのような循環通りに来ている。ところが米国や日本など先進国はそんな感じではない。だからこそFOMCで次のようなステートメントを入れるわけだ。


continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization



すなわち資源活用(resource utilization)が抑制されているからインフレが抑制されているという表現に繋がっていく。従って、今のままでは過剰流動性は起こっている、その原因はドル安に起因、しかし貸出やマネーサプライは伸びず、インフレにならない。シクリカル的な循環が効かないということはやはり流動性トラップに陥っているからではないかと思われる。ここのところの債券高・株高が起こっているのもそういった背景があるのだろう。プリンティング・マネーを発行しても銀行と金融市場と財務省の中でぐるぐる回転させているだけにすぎない。だからこそバーナンキ議長の昨日のような講演はそういったジレンマをストレートに表現しているようにも思われる。




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