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国内マクロ定点観測~10月鉱工業生産 

10月の鉱工業生産が経済産業省から発表された。生産指数は前月から1.8%低下の91.1、出荷指数は前月から2.7%低下の92.6、在庫指数は前月から1.5%低下の96.1となった。生産指数については市場予想が前月比-3.5%程度であったため、それほど大きな落ち込みを示さなかった。以下のグラフは鉱工業生産指数と在庫指数の推移(出所:METI)。


鉱工業生産 20101130



経済産業省では基調判断を据え置き、「生産は弱含みで推移」とした。また、生産予測調査では11月が+1.4%、12月が+1.5%となり、足元で生産が緩やかながら増勢に転じていることを示唆している。このところ生産の足を引っ張っているのが輸送機械工業や電子部品・デバイスなどであった。輸送機械工業に関しては国内のエコカー減税の打ち切りの影響から足元で生産調整を余儀なくされているものの、予測調査では11月から生産を増加させることが示されている。これは恐らく現状において米国の経済がそれほど大きな減速を示さず、中国を始めとした新興国の経済が再加速していることを反映したものとなっている。但し、現状の在庫循環は「意図せざる在庫増」のフェーズであり、生産調整の期間であるためそれほど大きな生産拡大を望むべきではない。以下のグラフは在庫循環図(出所:METI)。


在庫循環図 20101130


現状はトータルで見ればキチンサイクルにおける景気循環において2007年からのピークは過ぎて減速、生産調整のフェーズである。この動きはいつまで続くのかというところが焦点となるが、先行指標である電子部品・デバイスの動向をみると、ピークは全産業からみれば3カ月ほど速かったが、その後順調な調整局面を迎えており、早期に生産調整から在庫調整のフェーズに入り、その後(2011年Q2くらい)には再度「意図せざる在庫減」のフェーズに入るものと思われる。以下のグラフは電子部品・デバイスの在庫循環図(出所:METI)。


在庫循環図_電子デバイス 20101130



生産調整や在庫調整が恐らく浅いもので留まるというのは在庫率がそれほど高くなく、在庫整理までには大きな時間が伴うということではないからだろう。2007年のピーク時の在庫率は170.9であったが、今回のピークは113.6であるため、それほど大きな在庫が積まれているわけでもない。しかし、5月の生産ピークから5.2%低下していることから足元で急減速していることは間違いない。日本の生産動向及び景気に関しては基本的に10-12月に急減速の局面を示したあと、2011年4-6月に浮上のタイミングを迎えるものと見ているが、その際の想定リスクとしては以下の要因が挙げられる。


・アップサイドリスク・・・新興国及び米国経済の再加速
・ダウンサイドリスク・・・日本の内需・特に個人消費の下振れ



個人的には、12月以降エコポイントの半減、さらには地上デジタルテレビ移行の特需の反動などで家電を中心に今後需要が大きく落ち込むものとみられ、個人消費の低迷からダウンサイドリスクを強調したシナリオを想定しており、1-3月のGDPもフラット、もしくはマイナス方向を考えている。そのため、1-3月期のGDPがプラスに浮上できるかどうかはアップサイド要因が強調されてくることになるだろう。確かに新興国は再加速の傾向があるが、欧州経済にダウンサイドリスクが顕在化していることからアップサイドに大きく振れる可能性はそれほど大きくはないとも思われる。



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カテゴリ: 市場視点

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