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中国の金利動向~足元は急速にタイト化 

12月20日の上海株式市場で上海総合指数は一時3%近い下げを演じたあと1.4%安で引けた。この要因としては2点指摘されており、昨日韓国が実弾射撃訓練を行ったことから極東有事の懸念が高まったことや、足元で流動性が逼迫しているというマーケット解説があった(ロイター「中国・香港株式市場・大引け=上海続落、安値からは戻す」参照)。朝鮮半島有事への懸念は地政学リスクとしてくすぶり続けるので、これは東アジアの全般の問題であるが、中国独自の問題として足元の資金繰りがかなりタイトになってきているということが挙げられる。以下は代表的な短期市場の指標である7日間レポ金利の推移(出所:CFETS)。


China 7d Repo Rate 20101221


12月の初旬にはPBoCによる1年物手形入札の発行額が2007年10月以来の低水準に留めたことを背景にしてレポ金利が大きく低下したが、昨日から50bpの預金準備率の引き上げが適用されたことや、利上げに対する思惑により流動性がタイトしているような状況となっている。昨日のレポ金利の大幅上昇は2007年10月以来の大幅な上昇となる。また、以下のような要人発言が影響しているようだ(Bloomberg "China Money Rate Gains Most This Week Since 2007 on Tightening")。


The amount of cash lenders must set aside as reserves will rise by 50 basis points from Dec. 20, the sixth increase this year. People’s Bank of China Governor Zhou Xiaochuan said yesterday that raising banks’ mandatory reserves doesn’t rule out higher borrowing costs, according to a report in today’s South China Morning Post.

貸し手が積まなければならない資金として、12月20日から預金準備率が50bp引き上げられており、今年に入って6度目である。PBoCの周小川総裁は昨日のサウス・チャイナ・モーニング・ポストで銀行の法定準備率の引き上げは借り入れコストのさらなる高まりについて除外しないと述べた。



現状、中国では引き締め手段として預金準備率操作を実施しているが、すでに18.5%となっている。このことから銀行がPBoCに積むべきリザーブはかなり大きくなってきており、市場の流動性をタイトにさせている。また、年末の資金需要も流動性を逼迫させてきているようだ。Shibor(上海銀行間取引金利)の動向をみると、1カ月物の金利が4.32%にまで上昇している。以下のグラフはShiborのイールドカーブ(出所:Shibor)。


Shibor 20101221


中国ではもともと春節や国慶節のような大型連休があるときは、預金者の現金引き出しが多くなり、現金需要の高まりからその期間の金利に上昇圧力が掛かりやすくなる(追記:日本のような国では中銀がオペを極め細やかに打ってくるのでこういった現象は最小限に済むケースが多い)。今回も1カ月物の金利が上昇していることから年越えの資金を調達する動きが活発化しているものと思われる。このことから現状の中国のマネーマーケットは当局の引き締め姿勢と季節性要因から流動性がかなりタイトになってきているといえるだろう。このことを嫌気して中国株が売られているということも指摘されており、さらに今後の動向として利上げの憶測も立ちやすいため、引き続き短期金利の動向には神経質な相場展開が続くものと思われる。



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カテゴリ: 市場視点

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