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野村ショック 

今日の株式市場、無風であればいつもの中間期末の時期の風物詩のように語られる「配当落ちを埋められる」かどうかが焦点だったに違いない。すなわちCME円建ての10,340円からどの程度まで戻して58円相当の配当落ち分を埋められるかで相場の強弱を判断しようという趣旨である。NY市場はDJIAが0.42%の下げ、NASDAQが1.12%の下げだったので大した下げではなかったので無風であれば十分埋められる内容だった。


しかし、無風ではなかった。市場関係者の9割方は今日は下げると考えていただろうし、値幅もそれなりに、と思っていた方もおられたと思う。やはり野村の5100億円相当の公募増資が効いた。昨日の夕刻にこの話がロイターから流れ、他のベンダーも追随した。個人的にもそれは3月に増資をしておいて6カ月程度で、さらにそれよりも資金吸収額が多いことに意外感をもったが、冷静に考えれば仕方がなく、この時期にもやっておかなければならなかったのであろう。ここで野村増資の考え方についてまとめておくと、以下のとおりである。


今回の野村の増資額は前回の3000億円よりも多い5113億円を予定しており、この資金吸収量は今年の公募増資ではみずほに次ぐ規模であり、株式市場に与える影響は軽微ではない。


この増資の目的は、世界的な政治的潮流として金融機関の自己資本比率(≒普通株自己資本比率)の引き上げを要求する声が高まっていることへの布石と考えたほうが方が無難といえる。ちょうど昨日のニュースでも、オーストリア中銀総裁が大手銀行の自己資本比率を高めるように求めている(ロイター参照)。このような潮流が出来てしまった以上、リーマンの欧州アジア部門を買収し、否応なくグローバルで投資銀行業務などに突っ込んでしまった野村にとっては自己資本比率を高めなくては商売にならないといっているに等しい。


そしてこれから注視しておかなければならないことは、BIS改革に関する憶測についてはまだ定かではないが、少なくともピッツバーグ・サミットなどでの金融規制に対する要人発言が流れを作り、グローバル金融規制の鍵を握る可能性があることである(但し、BISは絶対的な力を持っているわけではない。中国の銀行は基本的にBISの規制を受けていないのにも関わらず米国に支店を開設しようとしている)。


今の市場における金融株を取り巻く環境は外患内憂の状態であり、それはますます濃くなっていくだろう。3メガも仮にBIS規制改革がなされた場合にはそれに応じて普通株増資が必要となろう。そしてその場合は市場からの資金吸収量が数兆円単位になる可能性がある。それはやはりリバランス圧力が大きくかかることにもつながるため全般相場への重しとなる公算が強い。


東京市場に話を戻すと、225銘柄もそれなりに下げていると考えると、昨日までタイトだった需給は一気に緩んだ可能性がある。225高ウエイトの信越化学はメガバンクに匹敵する下げを演じていることを考えると、やはりリここまでの相場のリード役である値嵩株も需給が緩んでいたことがわかる。


しかしながら目先のことを考えるのであれば、何回か書いている通り日銀短観への期待は根強い。法人企業景気予測調査から短観の7-9月の現状判断DIは強い数字が出され、景況感の回復モメンタムが高まっている可能性は大きいものと思われる。それに対する市場の期待が先行している限りにおいては来週の相場は強含む局面を考えたほうがよいかもしれない。おそらく短観発表後に弱含み、調整を入れるのかもしれない。


但し10-12月の先行きDIに関しては、そのモメンタムが落ちていく可能性は十分考慮しておかなればならないだろう。昨日のIfo独景況感指数も悪くはないが力強さには欠けた数字だったし、米国の景況感の回復度合いもややスローダウンしている。そういうことを考えるとどうも景気回復のピークは7-9月で、10-12月からは再度スローダウンし、二番底を模索することも考えておかなければならないかもしれない。


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