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銀行規制で流動性は枯渇するのか?~オルタナティブ・マーケット・プレーヤーの台頭 

今日の東京株式市場は続伸した。NY市場で好決算を好感してややリスクアペタイトが高まる動きを好感して高く始まったが、トヨタやトヨタ系部品メーカーの急落、FリテイリングやTDKといった値嵩株の急落から重い相場展開となった。特にトヨタの問題は市場でも深刻化しており、株式市場でも下落ピッチに歯止めがかからないし、CDS市場でもスプレッドが急激にワイド化している。本日こそプロテクションの利益確定の動きからタイト化したという観測もあるが、気配では90bp程度でありダブルA格のスプレッドにしては少し異常な水準にある(TFX参照)。


昨日のNY市場のハイライトはボルカー経済回復諮問会議議長の銀行規制に関する公聴会となったが、以下のような発言内容であり、特段目新しいものとはならなかった。


・銀行による自己勘定取引や投機を支援するため税金を使用する必要はない
・ヘッジファンドやプライベート・エクイティが利益を得ようと破綻しようろ、政府が手を出さないのが望ましい
・市場の脅威となる破綻を最小限に抑える機関が必要
・企業が政府支援を期待しないことが非常に重要
・強い国際合意が適切、商業銀行と投資銀行との間に強い対立がある
・大手金融機関の範疇としては、米国の大手金融機関4~5行、世界では20数行


このようなものとなっている。大手金融機関からヘッジファンドやプライベート・エクイティに出資出来なくなることで、市場の流動性が失われるという懸念は多い。つまり、ヘッジファンドなどのリスクテーカー退場することから、米国債市場などへの影響は限定的であっても社債やMBS市場などで流動性が不足し、スプレッドがワイド化する可能性が指摘されている。そうなることで直接金融の米国にとって経済的なダメージも少なからずあるのではないか?という感じがする。


しかし、ヘッジファンドやプライベート・エクイティがこの件である程度退場させられるのかもしれないが、中長期的にそれ程心配するものなのだろうか?という気もする。答えからすれば「ファンドビジネス」は死なないだろう。現状こういったファンドに欧米銀行が貸出ないし出資をしてきたが、この規制が入った場合、ファンドビジネスが終わり、マーケットの流動性が完全に失われるのか?といわれれば個人的にはそれは"No"と答える。それは大手銀行に代わってオルタナティブ・マーケット・プレーヤーがこういったファンドに積極的に出資していく可能性があると思われるからだ。主だったオルタナティブ・マーケット・プレーヤーとはSWFが有力だろう。つまり世界の金融市場のリスクテーカーは大手金融機関からSWFに変わっていく、ということになるのかもしれない。2日のFT money-supplyで興味深いエントリが出ていた。



Happy New Year! Chinese to give SWF $250bn

Yes, if rumours are true, China Investment Corporation (CIC) is set to receive a $250bn capital injection, not $200bn as previously thought. The bumper bonus is rumoured to be due before Chinese New Year, February 14.

CIC, which has been active securing energy and other resources, was formed in 2007, and currently has about $300bn under management. Experts say an additional $250bn would take it to the top of the league, above both Norway and Abu Dhabi.


(抄訳)
そう、噂が本当ならば、CIC(中国投資)は、以前考えられていた2000億ドルではなくて、2500億ドルの資本注入を受けるということだ。出血ボーナスは2月14日、すなわち春節前に支払われると噂されている。


エネルギーや他の資源への投資を活発化させているCICは2007年に設立され、現在約3000億ドルで運用している。専門家は2500億ドルの追加出資を受けることによってノルウェーやアブダビなどを抜き、(SWFの中で)トップに立つと指摘している。




SWFといえば、ノルウェーやアブダビのように資源で得た資金(オイルマネー)を活用したファンドもあれば中国のCICやシンガポールのテマセクやGICのような外準運用型のファンドもある。そしてCICの場合、以下のような投資ストラテジーを取っている(出所:SWF Institute) 。


SWF


CICのアロケーション戦略

They are active in pursuing global resources such as in places like Africa, Asia, North America, and Australia.
Some of their asset allocation consists of:
Equities - Developed Markets
Equities - Emerging Markets
Hedge Funds
Sovereign Debt
Corporate Debt
Real Estate (Funds or Direct Investments)
Private Equity
Commodities




2008年の資産配分

Asset ClassPercentage of Fund
Cash Funds87.4
Fixed Income9.0
Equities3.2
Other0.4









つまり、HFもPEも含めたありとあらゆる資産に投資するというのが彼らのスタンスである。伝統的な年金とは異なりリスクを大きく取る運用方針をとっている。2008年末のポートフォリオでは0.4%がオルタナ資産投資であるが、金融市場が正常を取り戻した現状では87.4%の流動性資産のアロケーションを減らし、もう少しリスクを取っているのかもしれない。もし現状のアロケーションに2500億ドルの追加出資を受ければ、少なくとも数百億ドル程度がオルタナ資産に資金がまわる可能性がある。大手金融機関がどの程度HFやPEに出資及び融資しているか今のところ定かではないが(例えばゴールドマン・サックスの場合、2009Q4時点のAssets Under ManagementのうちAltanativeに1460億ドル投資/アセットマネジメント部門も入るので全て自己運用ではなく、委託運用資産が多い)、もしこれらが規制対象となり資金回収が行われたとしてもリスクマネーの巻き戻しが起きて大収縮するという感じにはならないのだろう。マーケットの流動性は減るのだろうが、ある程度のバッファは確保される可能性がある。つまり、HFやPEの出資者がこれまでの巨大銀行からオルタナティブ・マーケット・プレーヤーに変わるということになるのかもしれない。


ましてや株式市場である。CICへの出資拡大により様々な地域の株式へのエクスポージャーも増やしていくことになるだろう。HFのような足の短い資金ではないので、ある程度需給を下支えていくのではないかと思われる。


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2010/03/01 10:35

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