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ストック調整圧力の緩和シグナル?~2009Q4GDP 

今日の東京株式市場は反落した。NY市場は本日休場、中国は春節ということもあり、全体的にフローが乏しい相場展開となっていた。相変わらず現物と先物が逆スプレッドとなっており、裁定解消売りが圧迫しているような相場だった。朝方こそ2009Q4GDPを囃し立てる買い物も入ったのだろうが、いずれにせよ日柄面で調整が必要な時期であり、需給的にほぐれてこないとなかなかすんなりとは戻りが試せないような感じなのだろう。裁定解消売り、個人の信用の手仕舞い売り、国内法人の持ち合い解消売りに対して外国人のフローが乏しい展開となればこんな相場になるのもやむをえまい。とはいえ、フローさえあれば下値は支えられるものと思われる。上値が重く下値も限定的で動きづらいような感じもする。


相場的には「すでに過去のもの」となった感がある2009年のQ4GDPであるが、これについては市場予想が前期比年率+3.7%だったので、+4.6%という数字はポジティブサプライズであったし、名目GDPも前期比+0.2%となり2008年Q1以来のプラスとなった。以下のグラフはGDPの推移(出所:内閣府)


GDP


まず、家計消費のプラスは好感だった。エコポイント制度やエコカー減税などの政策効果も相変わらず効いているのだろう。耐久財などが伸びており、この点は政策に下駄を履かせた格好とはなっているものの、国内でもGDPに占める個人消費のウエイトはそれなりに高いのであり、景気全般を下支えしていることがいえるのだろう。さらに在庫寄与率も+0.1%とプラスとなっており、今後も在庫が増加する傾向がみられるとすれば、生産活動に関しては総じて回復基調が続いていくことが期待される。


そして今回のGDPのハイライトだったのが民間設備投資が2008年Q1以来のプラスを回復したことだった。今回の不況の局面は、まずは在庫調整から始まるいわゆるフローの調整が行われ、その動きは2009年Q1あたりでほぼ一巡した。しかし、需要の低下から余剰設備及び余剰人員を抱え込んでしまっている以上ストック調整圧力はかなり長い間継続して景気の下押し要因となった。そして2009Q4にようやく設備投資がプラスになったということであり、今後緩慢なのかもしれないが設備投資がプラスを維持出来ればストック調整の一巡に目処がつきつつあるのではなかろうかと思われる。但し、2009Q4を受けた法人企業統計を受けて作成される改定値について下方修正リスクは存在するため要注意といえる。


一方で気になるのは公的固定資本形成の落ち込みである。公共事業などを削減した結果こうなったという感じなのだろうが、真水7.2兆円の緊急経済対策がどの程度この部門でテコ入れして2010Q1以降を下支えできるかどうか?というところも焦点となってくる。当面公的部門で期待出来ず、民間需要が弱いままだと回復局面における踊り場的なリスクは存在する。外需の成長率寄与度は+0.5%で、対米向け、対欧向け、対アジア向けも伸びていることから、引き続きグローバル経済のリカバリ局面が続いており、それに日本経済もそれに乗っかっているというイメージなのだろう。但し欧州経済などがダブルディップの懸念を色濃くしており、いつまでも外需のリカバリが続くとも限らず、今後のグローバル経済の動向にも左右される。相変わらずグローバル景気に敏感な日本経済というイメージなのだろう。


あと、GDPデフレータが前年同期比-3.0%だったのはかなり深刻な数字として意識されており、デフレが深刻であるといった感じもする。これに関しては名目ベースのGDPがプラスになったことからやがてマイナス幅が縮小されていくものと思われるが、需要と供給のバランスが正常なレベルにまで戻るにはそれ相応の時間がかかるのではないかと思われる。



話は変わるが、先週の金曜日にTwitterであるオフ会が行われた。当方も末席に参加させていただいた。詳細は牛熊さんのエントリに書かれているが、かなりディープな内容だった。参加された方々をみても分かる通り中銀やら金利の話題が中心、さらに外為の話でも盛り上がった(ちょうどユーロが大きく下がってPBOCの準備預金率引き上げのニュースが飛んでいた)。ちなみに円債市場はしばらく大丈夫で、世の中で喧伝されているような早期円債暴落論というニュアンスの発言は皆無だった。しかし今すぐではないが、いつかの時期に長期のイールドが急に立っていくというリスクシナリオが概ねのコンセンサスとなった。さらにいつになるかわからないが急激な円安を気にする方もおられた。



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