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金利週間~RBA2ヶ月連続利上げ 

今日の東京株式市場は反落した。円安一服を受けて、利食い売りに押されたという形である。何らかの利食いの口実が欲しかったのだろう。債券市場は続落した。米債券安が嫌気され、10年債入札は応札倍率こそ低調だったものの、テールが流れなかったことから買い戻しで値を戻していく展開となった。外為市場ではオーストラリアドルが急伸、日本時間13時30分に25bpの利上げを決めたことから買い優勢となった。一方でギリシャ問題が燻るユーロは売られ、また総選挙を控え世論調査の結果を受けてポンドが売られる展開となった。


4月の声明文は3月のものと比較すると自国経済の力強さを強調している感じである(3月声明は3月2日エントリ参照)。


(第1パラグラフ)
3月:The authorities in some countries are now seeking to reduce the degree of stimulus to their economies.
4月:The authorities in several countries outside the major industrial economies have now started to reduce the degree of stimulus to their economies.

「一部の国の当局は景気刺激策を解除しようと模索している。」→「いくつかの主要先進国以外の経済圏で景気刺激策の解除をはじめている。」


(第2パラグラフは変更なし)


(第3パラグラフ:入れ替え多し)

Australia’s terms of trade are rising, adding to incomes and fostering a build-up in investment in the resources sector. Under these conditions, output growth over the year ahead is likely to exceed that seen last year, even though the effects of earlier expansionary policy measures will be diminishing. The rate of unemployment appears to have peaked at a much lower level than earlier expected. The process of business sector de-leveraging is moderating, with the pace of the decline in business credit lessening and indications that lenders are starting to become more willing to lend to some borrowers. Credit for housing has been expanding at a solid pace. New loan approvals for housing have moderated over recent months as interest rates have risen and the impact of large grants to first-home buyers has tailed off. Nonetheless, at this point the market for established dwellings is still characterised by considerable buoyancy, with prices continuing to increase in the early part of 2010.

所得増加と資源セクターの投資増強を促していることにより、オーストラリアの交易条件は向上している。これらの条件下で、景気刺激策を少なくしても、生産量の伸びは年を通して昨年を超えるだろうと思われる。失業率は以前の予想よりもはるかに低いレベルでピークを打ってきていることが示されている。企業信の借入れ減少ペースが鈍化したり貸し手は借り手により積極的に融資を行っていることに伴って、企業部門のデレバレッジの動きは緩和している。住宅部門の信用は堅調に拡大している。新規住宅ローンはここ数カ月の利上げや政府の初回住宅購入者の大規模な助成が終わっていることからモデレートになってきている。しかし、同時に居住用住宅市場は、2010年の初旬から続く住宅価格の上昇に伴い、かなりの回復を見せ続けている。


(第4パラグラフ)
"helped by the fall in commodity prices at the end of 2008"という文言削除

3月:CPI inflation has risen somewhat recently as temporary factors that had been holding it to unusually low rates are now abating.
4月:"unusually"「異例な(低金利政策の停止を維持している)」という文言を削除


(第5パラグラフ)
3月:With the risk of serious economic contraction in Australia having passed,
4月:With the risk of serious economic contraction in Australia having passed some time ago,
オーストラリアの深刻な経済縮小のリスクは「少しくらい前に」過ぎ去り...

"and most loan rates rose by close to a percentage point"という文言を削除


(第6パラグラフ)
3月:"Interest rates to most borrowers nonetheless remain lower than average"
4月:"Interest rates to most borrowers nonetheless have been somewhat lower than average"
政策金利は、多くの貸し手にとって平均水準よりも「やや低い」


3月:The Board judges that with growth likely to be close to trend and inflation close to target over the coming year, it is appropriate for interest rates to be closer to average. Today’s decision is a further step in that process.
4月:The Board judges that with growth likely to be around trend and inflation close to target over the coming year, it is appropriate for interest rates to be closer to average. Today’s decision is a further step in that process.
今後1年の成長率がトレンドに近く、インフレ率もターゲットに近くなるとの見通しを背景に、金利を平均に近づけることが適切と判断した。


今月もRBAが25bpの利上げに踏み切ったのはコンセンサス通りだったかといえば、それは直前の短期金融市場を見る限りにおいて五分五分の織り込み具合だった。以下はオーストラリアの30日インターバンク金利先物の5分足である。


Interbank rate F


今回、小売売上や雇用のデータにおいてややモメンタムが低下しているにも関わらず、金利を引き上げたのは、住宅価格の上昇だろう。以下のグラフはオーストラリアの住宅着工許可件数と許可住宅の価格推移である(出所:オーストラリア統計局)。


Dwelling Units Data


最後に、"Today’s decision is a further step in that process."(本日の決定は(平均水準に金利を戻す)その過程のさらなる一歩である)というフレーズを再表明しているので、追加利上げに前向きであり、4.5%程度まで引き上げるのだろう。従って、最低でもあと25bpは利上げを行うということになる。その後はインフレの動向が上ブレするかどうかを確認しながら利上げを行うといった判断を下すのだろう。特に住宅に関してはバブルが起こっているという指摘もあり(外為どっとコム総研レポート参照)、これを如何に抑制していくかが今後の焦点となる。


個人的にはこの声明文が発表される前に、Calculated Riskの"FRBSF Economic Letter: The Housing Drag on Core Inflation"というエントリを読んでいたので、グローバル経済といえども地域によってこんなにもギャップがあるのかと改めて気づかせる形になった。


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