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FOMC Preview 

今日の東京市場は株が続伸、債券は反発、外為は円高となった。株式市場は昨日の大幅高の反動から終始上値が重かったが、ファナックの決算を受け値嵩株主導で指数が押し上げられる結果となった。債券市場はFOMCを前に手控えムード強く動きは鈍かった。外為市場ではユーロが下落する動き、ドル回帰を強めているような展開となっている。


本日からFOMCが開催される。今回のFOMCにおける焦点は以下のとおりである。


・時間軸政策の動向("extended period"のフレーズを維持するかどうか)
・MBSなど資産売却プログラムの具体的な策定に関する議論
・反対票の増加
・公定歩合の引き上げの可能性


このようなところだろう。まず、"extended period"のフレーズに関してであるが、


・including low rates of resource utilization:資源の低水準の活用
・subdued inflation trends:インフレ抑制
・and stable inflation expectations:安定したインフレ期待


are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period
このような条件は、FF金利を「長期間」低い水準に維持することを保証(warrant)する。


ここでもし微調整があるとするならば、warrantという文言からもう少し表現が緩まる可能性も考えうるし、warrantとする3つの条件を削除する可能性もありうる。個人的にincruding~periodまでの一文を変更させるとは考えにくい。つまり市場追随型の政策運営から切り上げるにはそれ相応に政策判断を変更させるだけのカタルシスが必要だが、今の段階ではそういった材料はそれ程多くはないし、敢えていうならば"low rates of resource utilization"というフレーズを変更するくらいだろう。


次にMBSなどの資産売却について複数のボードメンバーが早期の売却容認に姿勢を傾けているという報道があり、今回のFOMCでも話しあわれる可能性があるとみられるが、この場合の資産売却とは市場で直接売るというのではなく、リバースレポを活用した現先売りオペとなる可能性があるのではないかと思われる。大規模な資金吸収の時期は以前よりもかなり前倒して行われることは市場でもある程度は織り込みに図っている。ステートメントには出てこないかもしれないが、Fedの出口戦略を巡る動向には気をかけておいた方がよい。売りオペを行うことによって、オーバーナイト金利は上昇しないが、ターム物の金利は確実に上昇することになる。


反対票に関しては、今回も例外なくカンザスシティ連銀ホーニグ総裁は投票するだろう。逆にホーニグ総裁だけならハト派的な印象を市場に与えることになる。セントルイス連銀ブラード総裁がキーマンとなるわけだが、時間軸政策の動向に関しては、


St. Louis Fed Bank President James Bullard said the "extended period" promise should reflect more "conditionality" on the state of the economy


"extended period"という確約は米国経済の状況に鑑みて制限付きで考慮すべきである


として現状の時間軸政策の維持には前向きな立場をとっておらず(Reuters:Fed officials back "extended period" language記事参照)、今回も動向が気になるメンバーとなることは間違いなさそうだ。公定歩合に関しては3月のディスカウント・ウィンドウの会合でもダラス連銀が公定歩合の引き上げを要求してきたことから、次第に再引き上げに関するニーズは強まってきていることは間違いなかろう。今回のFOMCで決められても何ら不思議ではない。


米国経済のアウトルックに関しては、それなりに変更してくるものと思われる。


Information received since the Federal Open Market Committeemet in January suggests that economic activity has continued to strengthen and that the labor market is stabilizing.
「経済活動は力強さが続いており、労働市場は安定している」→労働市場に関してはNFPが増加していることを踏まえるともう少し強いトーンに変更してくるかもしれない。


Household spending is expanding at a moderate rate but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit
「家計支出は緩やかに拡大しているが、高い失業率や収入の伸びの鈍化、住宅資産の下落、タイトな信用状況は続いたまま」→家計支出に関するアウトルックは情報修正される可能性が割合高い。1-3月のGDPは30日に発表されるが、家計支出によって最終需要が10-12月期よりも伸びることが期待されている。


Business spending on equipment and software has risen significantly.
「企業部門では機械とソフトウェアへの支出が大幅に上昇している」→上方修正含み。


However, investment in nonresidential structures is declining, housing starts have been flat at a depressed level, and employers remain reluctant to add to payrolls.
「非住宅用の建設は落ちてきており、住宅着工は横ばい、被雇用者は雇用を増やすことに消極的である」→住宅着工の足元のデータで変えてくるか?


While bank lending continues to contract, financial market conditions remain supportive of economic growth.
「銀行の貸出の契約は続いているものの、金融市場の状況は経済成長のサポートを必要としている」→変更なし?

Although the pace of economic recovery is likely to be moderate for a time, the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability.
「経済回復はしばらくの間緩やかではあるが、FOMCは、物価上昇は安定しながらも高いレベルの資源活用に徐々に戻っていくものと思われる」→moderateという文言を変更する可能性。


このようなところだろう。米経済に関しては3月・4月のデータが堅調であったので、第1パラグラフの文言についてもより楽観的なものになっていくと思われる。



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タグ: Fed  FOMC  金融政策  マクロ 
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