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Matrix of EU Plan 

今日の東京市場は株式が大幅安、債券は続伸、外為はユーロ安の展開となった。株式は先週のNY株安や欧州不安により大幅続落した。債券市場ではJGB10年利回りが1.28%のところまで買われている。外為市場はユーロが4年ぶりの安値となる1.2232ドルをつけた後は反発している。


今日は先週来のEUが導入したプランについて整理したい。リクイディティとソルベンシーに関しては厭債害債さんのエントリ「ユーロ氏の肝臓病」を参照にしていただきたいが、もう一つの軸として金融システム安定化と財政安定化ということも考慮に入れ、4つの対立軸で示すと分かりやすいのではないかと思われる。横軸を財政と金融システム、縦軸をリクイディティとソルベンシーとして各政策を配置する。赤で示した政策はECB(もしくは各国中銀)、青で示した政策はEU当局及びIMF。


EU Plan


■ECB(赤字の部分)
ECBの取っている政策は金融システム安定化に対するアプローチであり、流動性に関わるところのスキームである。今回、ECBはSMP(欧州政府債・民間債買い入れプログラム)を導入したが、これは金融システム安定化の側面から金融機関のと流動性維持と財政安定化の側面から金利低下によるファンディングコストの押し下げに作用すると期待されている。またドルスワップラインの締結はドルファンディングのプレッシャーの緩和であり、リファンディングオペも金融市場の安定化なのでリクイディティ確保の政策となる。


■EFSF(青字の部分)
EU安定化プログラムは財政のリファイナンスのために設けられた制度であり即時に利用できる。ユーロ圏SPVは安全弁的な意味合いで、この枠を使う場合にはユーロ圏各国の承認が必要なので即時性はない。IMF支援の場合も安全弁的な意味合いが大きいが、IMF介入を伴なうことにでもなれば財政自主権を奪われる可能性もあるので、前者2つに対してややソルベンシー的な意味合いも含まれるのではないかと思われる。
→(追記)最終的にはユーロ圏SPVにIMF支援とEU安定化プログラムが組み合わさることにより7500億ユーロのファシリティとして確立。


しかし、厭債さんも指摘されているようにリクイディティの問題は全て短期の問題であり、これらEU/IMFとECBの措置は「時間稼ぎ」的な意味合いとして捉えられている


今後考慮されていくのは、金融機関及び財政のソルベンシーの部分に関わる(上記の表では緑で示したところ)政策だろう。まず、金融システムに関してであるが、欧州の金融機関においても厳格なストレステストが必要になる可能性がある。その場合、大規模な資本増強を余儀なくされるケースもありうるのではないかと思われる。さらに欧州の金融機関も、もれなくオーバーバンキングでありその解消が必要になる可能性がある。その場合、国境を超えた銀行再編の可能性が起こりうるのだろう。財政のソルベンシーに関わるところは、IMFなりEUなりが支援したところは財政健全化を受け入れ、発行する国債が安定的に償還出来るようにしていくことなのだろう。いずれにしてもそれ相応の代償を払わなければならないが。


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タグ: ソブリンリスク  金融政策  ECB  ユーロ 
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