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Day of Monetary Policy Meeting~RBAは据え置き 

今日の東京市場は株安、債券高、ユーロ安の展開となっている。株式市場では朝方に225先物に98万枚もの売り指値が出され、それに呼応した売り物が出されて100円を超える下げ幅となったが、その後はフローがなくなり方向感が欠ける展開となった。ドイツ証券の売りであることが判明し、市場は落ち着きを払ったものの、一時的にせよアクシデントが起こったことから5月6の"Flash Crash"を想起させる動きとなった。債券市場では10年債入札が無難となったことや株式が下落していたことから押し目買いの動きが広がった。外為市場ではBPが原油流出阻止失敗を受け同社株が12%程度下落したことでFTSEが大幅安となったことから売りが優勢、スペインの格下げを受けて初めての取引となることから欧州株式が全面安となるなか1.220台を割り込んで推移している。


今日は2カ国で政策金利の会合が行われる。一つは昼過ぎに結果が出されたRBA(オーストラリア準備銀行)、そして日本時間の22時にBOC(カナダ銀行)の政策金利が発表されることになっている。RBAについては政策金利を据え置いた。声明文は以下の通りである。


Statement by Glenn Stevens, Governor: Monetary Policy Decision


At its meeting today, the Board decided to leave the cash rate unchanged at 4.5 per cent.

(抄訳)本日の会合で、オーストラリア準備銀行はキャッシュレートを4.5%に据え置くことを決めた。


Since the Board last met, concerns about sovereign creditworthiness in several European countries have been a focus of financial markets. Investors have generally displayed a good deal more caution. As a result, equity prices have fallen and long-term government bond rates have declined outside of the countries most affected by the sovereign concerns. The Australian dollar fell sharply as part of this adjustment. Commodity prices have also softened, though those important for Australia remain at very high levels.

前回の会合以来、いくつかの欧州のソブリンの信用に関わる問題は金融市場の焦点となっている。投資家は最大限の警戒を持ってグッドディールを行っていることを示していた。その結果、株価は下落し、長期国債の金利は、多くのソブリン問題を受けていない国で低下した。オーストラリアドルは調整過程で大きく下落した。コモディティ価格も難聴となった。しかしオーストラリアの(株価など)重要なそれら資産は非常に高い水準にある。


European policymakers have responded by assembling a large package to provide financing for the relevant countries for a period of time, stabilise bond markets and provide liquidity. They have also committed to action to bring budget deficits down and stabilise debt over time.

欧州の政策当局者は、一定の期間それらに関係する国のファイナンスを行うことに対して必要な巨大パッケージで対応した。それは債券市場の安定化と流動性を供給することである。彼らは時間をかけて財政赤字の改善と財政安定化をもたらすアクションを行うことで合意した。


The effects of these various factors on the world economy will need to remain under review. At this stage, global growth is still expected to be at about trend pace in 2010. Conditions in Europe overall have been relatively weak, and the foreshadowed budgetary tightening will probably mean that this will continue, but growth is becoming more established in North America. In Asia, growth has continued to be quite strong and may need to moderate in the year ahead.

世界経済におけるこれらの様々な要因の影響は検討を要する。現段階においてグローバル経済の成長はまだ2010年のトレンドペースに沿った通りとなっている。全般的に欧州の状況は比較的弱く、緊縮財政はおそらくこの弱い状態が続くことを意味している。しかし成長は北米でよりはっきりしたものとなっている。アジアでは、成長は非常に強く、やや前倒して落ち着かせる必要があるだろう。


In Australia, with the high level of the terms of trade expected to add to incomes and demand, output growth over the year ahead is likely to be about trend, even though the effects of earlier expansionary policy measures will be diminishing. Inflation appears likely to be in the upper half of the target zone over the next year.

オーストラリアでは、収入と需要の追加が期待される高いレベルの交易条件、1年以上前倒しての生産量の伸びはトレンドとなっている可能性が高いが、以前の景気刺激策の効果は剥落してきている。インフレは、翌年にはターゲットゾーンの半分より上になる可能性が高い。


Consistent with that outlook, and as a result of actions at previous meetings, interest rates to borrowers are around their average levels of the past decade, which is a significant adjustment from the very expansionary settings reached a year ago. Taking all the available information into account, the Board views this setting of monetary policy as appropriate for the near term.

一貫したアウトルック、そしてこれまでの会合に置ける行動の結果、借り手の金利は過去10年間の平均金利の水準にまで達した。これらは1年前まで、政策の拡大設定からの重要な調整である。使用可能に必要なすべての事項を話しあった結果、準備銀行は、短期的に現状の金融政策が適切であるとの見解である。


これを読む限りでは欧州のソブリンリスク→流動性危機が世界経済にどのような影響を及ぼしているかについての判断は行っていない。グローバル経済はまだ拡大しており、アジア地域はもちろんのこと、北米も順調に回復しているとしている。従ってまだ基調そのものは崩れていないとの判断だろう。オーストラリア経済は確かに順調だが、景気刺激策の効果が剥落してきており、今後モデレートな拡大局面になるものとの判断を行っている。金利については現状平均水準である4.5%程度にあるので、当面敢えて変更する必要もないのも確かだろう。


そして今晩はBOCが大方の市場予想通り利上げを行うのかどうかが注目される。カナダはインフレターゲティング政策をとっており、CPIが年率+1.8%、コアCPIが年率1.9%であり、それぞれ許容している1-3%のレンジの中央値近辺にある。その中で政策金利が0.25%ということになっており、極めて緩和的な政策をとってきていることは確かで、利上げは行われて然るべきである。しかし、もし利上げを行わなかった場合、BOCのアウトルックが楽観的ではない方向に傾斜していることを市場にアピールしてしまう可能性がある。この点は留意すべきところであり、仮に予定調和とならなかった場合、市場はネガティブに作用していくものと思われる。


さらにカナダが利上げを行うということは、グローバルベースでの利上げサイクルがG7レベルまで波及してきたということでもあり、それは裏を返せば世界的な経済の立ち直りをアピールするエポックメイキングとなるのだが、もしそうでなかった場合はそういったものが挫折してしまうようにも映ってしまいかねない。無論、この時期に利上げを行うことへの警戒もあることは確かなので、そういったことを加味しながらBOCのアクションに注目していきたい。



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タグ: マクロ  金融政策  RBA  BOC  金利 
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