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国内マクロ定点観測~5月鉱工業生産 

今日の東京市場は株式が大幅続落、債券が大幅上昇、外為はユーロ安となった。株式市場では上海市場が急落したことを受け後場に下げ幅を広げる展開となった。債券市場は昨日の米債券高や株式の大幅安を受けFly to Qualityの様相となっており、JGB10Y利回りは1.1%を割り込む展開となっている。なお、米国債は時間外で10Y利回りが3%を割り込んで推移している。外為市場ではリスクアペタイトの低下からユーロや高金利通貨が売られる一方で質への逃避から円やドルが買われている。特にドル円に関しては89円台を割り込み、88円台中盤まで円が買われる展開となっている。


今日は鉱工業生産が経済産業省から発表された。


生産 95.9(前月比-0.1%)
出荷 96.4(前月比+1.7%)
在庫 96.5(前月比+2.0%)


このようになった。市場予想が前月比変わらずだったのでほぼインラインの着地といえる。但し、季節調整の影響から4-6月の伸びは下ブレしているとの指摘もあり、実勢は生産活動がまだ拡大しているものとみられている。また、製造工業生産予測調査によれば6月は+0.4%、7月は+1.0%となっており、今後も緩やかに生産は拡大するとの見方を示している。以下のグラフは鉱工業生産の推移(出所:MTEI)。


Industrial Product


生産活動は2009年にボトムを打った後にV字的な回復を示したが、2010年3月以降そのモメンタムは低下してきている。季節調整の影響もあり、実際はもう少し増勢であると思われるが、やはりここに来てそのペースがモデレートになってきたことは否定出来ないものと思われる。一方で、6・7月も生産拡大が続くので、ここから減速していくという感じではない。どこまで生産活動が続くか?ということが今後の関心事となっていくが、在庫循環図を見る限りにおいては「あと数カ月」でピーク(すなわち以下のグラフであれば45度線にタッチするところ)を迎える可能性があるような感じである。以下のグラフは在庫循環図の推移(出所:MEIT)。


inventory cycle


過去の在庫水準からすればさほど程高くはないが、出荷の水準との関係でいえばそれなりに積み上がっていることは確かであり、今後出荷のモメンタムが低下し、在庫が現状のペースで積み上がるならば生産活動は2010年8-10月に一旦ピークを打ってくる可能性が高いのではないかと思われる。その後生産調整の時間帯を迎える可能性を考慮しておかなければならないのかもしれない。


今回の鉱工業生産に関しては普通乗用車、半導体製造装置、フラットパネル・ディスプレイ製造装置の順に低下に寄与しており、業種別では、


輸送機械工業 -2.7%
パルプ・紙・紙加工品工業 -1.8%
石油・石炭製品工業 -2.1%


となっており、自動車産業の減速感が際立つものとなっている。このあたりは国内ではエコカー減税で需要の先食いを行った反動が出てきているような感じであろう。但し、自動車の生産は中国でも減少に転じており()、世界的な自動車需要が今後低下していくことがあるのかどうか、このあたりは今後数カ月で見極めていかなければならないだろうと思われる。半面で情報通信機械工業が前月比+5.5%(液晶テレビなど)、電気機械工業が+1.5%(セパレート型エアコンなど)、化学工業が+1.1%(化粧水・美容液)などの生産が上昇している。以下のグラフは業種別上位、下位(出所:MEIT)


TOP20
Bottom20



今後は政策効果によって需要の先食いを行い、生産活動全般を牽引した業種に関してはそのモメンタムが低下しているが、電子部品等は増勢基調がつづいている。但し、こちらのセクターもエコポイントなどで需要を先食いしている可能性があり、今後生産活動に関しては下位にある装置産業などの伸びがどの程度なのかといったところにも掛かってくるのかもしれない。


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