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国内マクロ定点観測~6月鉱工業生産 

今日の東京市場は株式が続落、債券が続伸、外為では円高が進行している。株式市場では米国景況感の減速や円高進行が嫌気され、続急落の展開となった。債券市場では鉱工業生産指数の下振れから国内景気の鈍化観測や株安を背景に買い進む動きがみられた。外為市場では米国の景況感減速からドル金利の低下観測により内外金利差縮小への思惑から円が買われた。一時86.15円レベルまで買い進まれている。


本日は国内で6月鉱工業生産の発表があった。以下が結果である。括弧内はMoM。

生産 94.7(-1.5%)
出荷 96.2(-0.2%)
在庫 97.2(+0.7%)

市場予想が0.2%低下程度だったので、相当な下振れであるのとともに、国内の生産活動が減速してきているということを表している。以下は鉱工業生産指数と在庫指数の推移(出所:METIのデータより作成)


鉱工業生産


生産の低下に寄与した業種は輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業(除く医薬品)であったので、2009年からの生産の回復を主導した自動車とハイテクのモメンタムが低下してきていることの表れであろう。製造工業生産予測調査では7月に0.2%の低下の後8月には2.0%の増加を見込んでいる。しかし、6月の実現率は-2.0%、7月の予測修正率は-3.2%となっており、この予測調査の精度が落ちてきていることから日本の生産動向の先行きにも不確実性が増してきているということがいえるだろう。


日本経済のピークは在庫循環図を見る限り、2010年8-10に到来するものと思われる。以下のグラフは在庫循環図(出所:METIのデータより作成)


在庫循環図


在庫循環では今後出荷が一段と伸び悩み、在庫が増加していくのであるならばR=45のラインに極めて近づいていくことになる。そしてその後日本経済は「生産調整・意図せざる在庫増」のフェーズに入っていくものと思われる。今後の焦点は在庫水準がどこまで高くなるかである。すなわち、在庫の積み上がり次第によって生産調整、在庫調整圧力が決まってくるということになるのだろう。今のところ在庫水準は過去の景気のピークと比較すればさほど積み上がっていないので、生産調整圧力も過去に比べればさほど大きくはないものとみられる。


セクター別動向では全体の生産を主導してきた業種のモメンタムの低下がはっきりしている。ハイテクセクターでは、電子部品は前月から0.7ポイント上昇しているが、光学部品は前月から8.7ポイント低下、その他電気機械が30.5ポイント低下、バスが10.2ポイント低下、半導体部品が6.6ポイント低下、電子部品・デバイスは5.7ポイント低下などである。


業種別生産上位・下位20(出所:METIのデータより作成)


生産上位
生産下位



一方でその他一般機械、金属工作機械、金属加工機械などの業種の生産が上昇している。この点では設備投資動向は緩やかながら上昇していることを示唆しているように思われる。今後日本のマクロをみるにあたっては設備投資動向が鍵を握っていくものと思われる。どこまで設備余剰感が低下し、設備投資に対する意欲が出てくるのか、このあたりが焦点となっていくかもしれない。


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