06« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

FOMC Preview 

今日の東京市場は株式が続落、債券は反落、外為市場はドル高となった。株式市場はNY株高を受け反発スタートとなったが、中国貿易収支で輸入額が市場予想を下振れたことから上海市場が大幅安になった流れを受けて下落に転じた。債券市場はFOMC前ということもあり、ポジション調整の動きとなった。外為市場では同様にFOMC前のポジション整理のドル買いの動きとなっている。


本日のNY時間14時15分に注目のFOMC声明文が公表される。先日発表された雇用統計を受けて景気減速感が台頭する中、追加緩和策検討への観測が強まってきている。今回のFOMCではいくつかのシナリオが考えられる。先月のバーナンキFed議長の半期金融報告における証言では、以下の緩和策が提示された。


(1)さらに長い間異例の低金利を維持することにコミットする(時間軸政策の強化)
(2)超過準備付利金利のカット
(3)資産買取

上記のうち、(1)は現行の長期間異例な低金利にコミットする、"for an extended period"という文言に、目標に到達するまで、例えば物価などといった数値もしくは米国経済に関するある状態になるまで、低金利政策を行うといったことである。これについてはFOMCで投票権を有しているセントルイス連銀のブラード総裁が否定的な見解を示しており、メンバー内部でも合意形成が出来ていない。(2)については、現行は超過準備に対して金利を与えているが、これをカットするものである。これに関してはバーナンキ議長もカットには慎重な見解を行っており、政策として実行されるかどうかは不透明である。一方で(3)の資産買取に関しては、今のところ「償還再投資(reinvestment)」ということが言われている。償還再投資とは、財務省証券やMBSのうち、償還した分を再度同種の証券に投資を行うということであり、バランスシートを増やさないことを意味する。以下はFedのバランスシート(出所:ClevelandFed)

Fed Balance sheet


上記の図で特に際立っている資産としてはMBSと長期の財務省証券である。これは2009年に行われた資産買取によって増加したものであるが、今回の観測報道(8月8日付FTなど)をベースにすれば、償還時に再投資することで、現在の資産規模を減らすこと無く、現行のベースを維持するということを確約するということである。つまり、出口戦略として償還時にバランスシートを縮小させることはせず、資産の裏側にある負債としてのマネーを減少させないということを意味している。従って、仮に今回のFOMCでこのような政策を取ってくることがあっても、現状の緩和策をある程度経済が持ち直すまで出口戦略には打って出ない(Fedの負債を大きく増やす決定はなされず、出口戦略の先送りという意味合い)という事になるものと思われる。一方で緩和策を継続することになるので、市場に資金が大量に供給される状態が今後も長期間続くことを織り込ませる。つまり、実質バランスシートを増加させるものでないのであるならば、時間軸政策同様市場へのアナウンスメント効果をもたらす狙いがあるものと思われる。但し、現時点ではその前段階として「必要に応じて必要な措置を講ずる」という文言を声明文に盛り込むに留め、市場に政策の方向性を織り込ませるだけというシナリオも十分考えられる


一方で経済見通しは下方修正されるものと思われる。地区連銀経済報告(ベージュブック)では以下のような景況判断がなされている。以下の文章は7月29日公表のサマリーである。


Economic activity has continued to increase, on balance, since the previous survey, although the Cleveland and Kansas City Districts reported that the level of economic activity generally held steady. Among those Districts reporting improvements in economic activity, a number of them noted that the increases were modest, and two Districts, Atlanta and Chicago, said that the pace of economic activity had slowed recently.

経済活動は前回の調査から拡大し続けているが、クリーブランドやカンザスシティー地区では経済活動のレベルは一般的に横ばいとなってきている。それらの地区では経済活動は改善していると報告しているが、いくつかの地区ではその増大は緩慢なものとなってきており、アトランタとシカゴの2地区では経済活動のペースは直近で減速してきている。



このようなことをベースにして、景気回復のペースに対して回復はしているものの、さらにそのトーンを弱めてくるものと思われる



人気ブログランキングへ ←皆さんの応援よろしくお願いします! 

 

 人気ブログランキングへ


関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ: 市場視点

タグ: Fed  金融政策  FOMC 
tb: 0   cm: 0

« FOMCステートメント~償還再投資・MBSからTreasuryへ  |  7月雇用統計ポイント »

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://marketwatcher.blog61.fc2.com/tb.php/262-0613df24
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。