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マーケットのリスク回避姿勢の検証~FTQ 

今日のエントリは検証データのサンプル数が少ないため、かなり雑な論議となるかもしれません。


昨日以降のマーケットでは欧州の金融システム不安を背景にリスク回避的な動きが継続している。きっかけとなったのは、7日にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がEUのストレステストにおいて一部銀行が潜在的にリスクの高い国の国債保有を過少申告していたことが明らかになったということから、欧州の銀行の健全性に疑問が投げかけられて以降、市場ではリスク回避の動きが続いている。一般的に、マーケットがリスク回避的な状況におかれたときのクロスアセットは以下のように大別できる(FT "Eurozone fears send investors to havens"参照)。


選好されるアセット:円、ドル、スイスフラン、米国債や独連邦債・円債など流動性が豊富かつ高格付債
回避されるアセット:株式、金を除く商品、ユーロ、高金利・資源国通貨



このような形である。実際のところ、直近のクロスマーケットではこのような選別において各種アセットの動向はかなりの相関性を強めているようである。そこで、各月ごとに以下のアセットの相関を計測した。


・グループ1 S&P500・EUR/USD
・グループ2 EUR/JPY・EUR/CHF
・グループ3 EUR/USD・T-Bond Future(米30年債先物)


グループ1については5月のFlash Crash以降、すなわちギリシャ危機の局面で相関性を強めているものの、5月の終盤にEU金融安定化ファシリティ(EFSF)が導入されて以降はそれほど相関性が高くなかった。しかし、8月以降米国経済の減速懸念や直近のEU金融システムの不安の再燃に伴い再度相関性が高くなってきている。グループ2については、Flash Crash以降EFSF導入まではそれほど相関性は強くなく、むしろ6月にユーロはドルに対して1.18ドル近辺の安値を付ける場面があった時点以降相関性を強めている。グループ3については逆相関であるが、5月にマイナスの相関を強めた後は弱まっていたが、8月以降は再度強まってきている。以下の図は各グループの相関性の推移。


R of Every Asset


そして現状はグループ1・2・3ともに相関性を強めている。その結果リスク回避時において上記のような選好及び回避のアセットが明確化してしまう傾向がある。その理由は定かではないものの、マーケットが通貨ユーロ(EUR)にフォーカスが当たった時にその傾向が強まっているようにも思われる。ユーロの下落局面においてグループ1及びグループ3の相関が強くなってきている。そして今後マーケットにおいても不透明感が高まっていく段階ではこのような傾向を強めていくものとみられる。


なお、今週に入っての円高は、個人的には日米の金融政策の違い、というよりもどうもFTQ(質への逃避)というような色彩が強いように感じている。


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