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China View Aug.2010~ボトムアウト・再加速 

9月11日に中国国家統計局と人民銀行(PBoC)は一連の経済指標を発表した。各種結果は以下の通り。


(いずれも8月)
鉱工業生産 +13.9%(前月は+13.4%, YoY)
CPI +3.5%(前月は+3.3%, YoY)
PPI +4.3%(前月は+4.8%, YoY)
小売売上 +18.4%(前月は+17.9%, YoY)
人民元建て新規融資 5452億元(前月5328億元)
M2 +19.2%(前月は+17.6%, YoY)

(1-8月)
都市部固定資産投資 24.8%(1-7月は24.9%)


このようになった。鉱工業生産、CPI、小売売上、人民元建て新規融資、M2は前月から加速を示すものとなっている。全般的に減速感のボトムアウトの兆候がみられ、一部指標には再加速を示すものも出てきている。まず、鉱工業生産であるが、前月から加速している。以下のグラフは鉱工業生産の推移(出所:国家統計局)。


Output


この中で、生産活動の基礎的な位置づけとなる発電量が7月と同様前月から増加を示している。このことから全般において6-7月が生産活動のボトムだった可能性も指摘できるが、様々な工業素材となる銑鉄や粗鋼生産においては前年比マイナスを示しており生産調整が継続している。このあたりはまちまちではあるものの、9月以降生産が加速していくとすれば、中国の生産活動はここからさらに減速していくというよりも取り敢えずボトムアウトしてきている兆候がみられるとみてもよいのかもしれない。


一方、都市部固定資産投資は高水準ながらやや減速している(出所:国家統計局)。


Investment


固定資産投資のうち、やや減速がみられるのは不動産投資ということになる。依然としてハイレベルな投資活動であるが、不動産投資規制がやや効果を見せ始めているということにもなるが、未だに過熱していることも確かであり、さらなる抑制策に打って出ないとは限らない。但し、全体の投資活動は市場予想を上回っており、投資活動そのものは堅調というべきものであろう。


物価指標のうち、CPIは加速している。前年比+3.5%は市場予想+3.4%を上回る伸びであり、インフレが警戒される。以下のグラフはCPIの推移(出所:国家統計局)。


CPI


CPIの内訳では食料が前年比+7.5%となっており、高い伸びを示している。特に今後小麦価格の高騰が国際的な物価に反映されていくものとみられ、中国も同様となっていくものと思われる。一方で居住価格は前年比+4.4%となっており、前月からやや減速してきている。とはいえ、預金金利が2.25%であってCPIが3.5%であるわけなので、今後この状態が長期化するのであればいずれ引き締め方向で考えていくものとみられる。中国のインフレ率の目標は3%程度なので、今後数カ月でこの水準を上回るようであるならば引き締めを意識していかなければならないだろう。


マネタリー指標は増加を示している。以下はM2と人民元建て新規融資(出所:PBoC)。


Monetary


M2は昨年の11月から抑制されてきたが、ここにきて増加に転じてきている。人民元建て融資も同様で8月はやや伸びてきている。総じて8月は銀行の融資活動が活発化してきていることを表しているということになる。これまで窓口規制や預金準備率の引き上げなどを通じて抑制されてきたが、8月にこのような指標が増加に転じているというのは経済活動が8月になって減速から加速に動いてきているということになるか、もしくは窓口規制などが緩和された可能性がある。但し、M2の大きな伸びというのは人民元柔軟化の効果があまり出ていないということは留意すべきであろう。


中国経済は経済の過熱感の抑制策として不動産融資規制や窓口規制、預金準備率の引き上げなどを通じて融資を抑制してきた。その結果、7月までは減速気味に推移してきており、ハードランディング懸念をもたれるものとして意識されるものとなっていた。しかし、8月に出てきた指標は減速のボトムアウトを示すものであり、今後再加速が予測される。当局としては今後上振れするような状況となれば、よりサスティナビリティなものとして抑制していきたいはずであるし、CPIが足元で上振れしており予想以上にインフレが加速してきていることから、今後はやや引き締め気味な政策を取っていくものと思われる。今後ハードランディング懸念が薄らいだことは引き締め政策の口実を与えたということにもなるので、当局のアクションに注視していくべき段階に入ってきていると思われる。




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