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Risk On~China, "Touch and Go" & Global Market Weekly Focus 

今日の東京市場は株式が3日続伸、債券は超長期債に売りが出され、外為市場はユーロ高となっている。株式市場は円安を好感したが午後にやや伸び悩んだ。債券市場は明日の20年債入札と民主党代表選から超長期債に売りが出されたものの、先物には押し目買いが入った。外為市場は朝方からユーロ高が継続している。


今日のアジア時間のマーケットは中国の指標を好感して上昇したという形となっている。土曜日に中国の経済指標が発表され、即日引き締め政策を行わなかったことからマーケットの不透明材料の1つは晴れたという感じなのだろう。実際にある海外投資家は中国の指標を、


"Touch and Go"


と称したということを聞いた。航空用語の「タッチアンドゴー」はWikipedia参照


ハードランディングを起こさずそのまま再離陸しているので、中国当局は実に巧妙な経済運営をしていたということになるのだろう。利上げの時期についてもおそらく国慶節後の中国共産党中央委員会第5回全体会議以降に行われるのではないかとの見方が自然なのではないかと思われる。マクロ指標については9月13日エントリ"China View Aug.2010~ボトムアウト・再加速 "を参照していただきたいが、少し付け加えておくべきことは「発電量」に関わる部分である。Bloomberg "China’s August Power Output Surges on Hot Summer"より


Output rose 12.6 percent from a year earlier to 390.3 billion kilowatt-hours, surpassing July’s all-time high of 377.6 billion kilowatt-hours, according to data released by the National Bureau of Statistics today.
国家統計局の発表によると、発電量は8月には3903億キロワットとなり、前年比12.6%伸びているが、7月の3776億キロワット時におけるすべての時間で上回っている。



China typically consumes more electricity between July and September as summer heat prompts increased use of air conditioners. Temperatures in Shanghai, China’s commercial center, climbed to 39.6 degrees Celsius (103.3 degrees Fahrenheit) on Aug. 12, increasing power use to a record.
中国は一般的に7月から9月の間に夏の暑さによるエアコンの使用によって電力が最も使われる。上海の商業中心地の気温は8月12日に39.6度まで上昇し、記録的な電力増加となった。



電力使用は確かに生産活動のベースとなるので、使用量拡大は生産の拡大となるのだが、さすがに今年の夏は中国も猛暑で、エアコンの需要が拡大したのもうなずける。


ここまでは余談であるが、中国の指標と当局の措置(いきなり預金準備率の引き上げ及び不動産投資抑制策を行う可能性には留意)を受けてマーケットはリスクオンの展開となっている。これまでは中国のスタグフレーション懸念があったことは間違いがないが、ここにきてその懸念がだいぶ後退していることから、債券売りの商品買いの動きが顕著になっている。


原油先物の5分足


CL


米30年債(T-Bond)先物の5分足


ZB


リスクオンの状態がどこまで継続していけるかが今週のマーケットのポイントとなるが、グローバルマーケット的には特に14日の米8月小売売上が注目される。以下の図は米小売売上の推移(前年比、出所:米商務省)


Retail Sales


前月は総合で前月比+0.4%だったものの、自動車・部品・ガソリンスタンド除くコア小売売上は-0.1%となっており、ガソリン高の影響で押し上げられた数字となっていた。しかし、8月の小売売上は「タックス・フリー・ホリデー(消費税が掛からない休日)」を導入した州が増えたことを受け、堅調に推移したとの見方がある。小売売上高は前月比+0.3%、除く自動車・部品は前月比+0.3%、除く自動車・部品・ガソリンスタンドは前月比+0.4%となったとみられている。以下はチェーンストア各社の8月の売上高である(前年同期比、出所:各社レポート・ロイター)。


ターゲット: +1.8%
コストコ・ホールセール:+7.0%
リミテッド: +10.0%
ギャップ: unch
コールズ: +4.5%
アバクロンビー&フィッチ: +6.0%
JCペニー: +2.3%
メーシーズ: +4.3%


既存店売上の全体では3.3%増加しており、ディスカウントストア、デパート、アパレルなどで伸びが堅調である。以下の図は各業態ごとの8月の既存店売上である(出所:ロイター)。


Chain Store Sales


また、米国の生産活動の動向については、15日に8月の鉱工業生産指数の発表がある。以下の図は米国鉱工業生産指数と設備稼働率の推移(出所:Fed)。


IPI


2009年のリセッション脱却以降、緩慢なペースながらも鉱工業生産は回復しており、8月もその基調は変わっていないものと思われる。7月は一部メーカーで新モデル投入に伴なう工場の設備の入れ替えなどが要因で6月から大きく伸びたが、その反動で8月の増加は小幅なものに留まるものとみられている(市場予想の中心値は前月比+0.2%)。設備稼働率に関しては前月から0.1%改善の74.9%が見込まれている。依然として設備稼働率は低いままが継続しており、米国経済の回復のペースの緩慢さを裏付けるデータとなるものと思われる。


17日にはミシガン大学消費者信頼感指数、16日にはフィラデルフィア連銀製造業景気指数といった最新の景況感指数が出される。特にフィラデルフィア連銀指数は前月好不況の分かれ目となる0を割り込み、-7.7となったことで、米国経済に急ブレーキがかかったとの懸念が持たれた。今月は0と予想されているが、2カ月連続でマイナスが続くようであればさらなる景況感の悪化が懸念される可能性がある。


従って、今週のマーケットは米国指標に左右される展開なのだが、事前期待が高い小売売上でネガティブサプライズが示された場合、もしくは前月同様フィリー指数でネガティブマインドに振られた場合、リスクオンから急速にリスクオフとなる可能性がある。そして、今週の後半以降は来週のFOMCも次第に意識されていくことになるのだろう。観測報道などには要注目といったところである。


国内的には明日の民主党代表選とJGB20年債入札が大きく注目されている。JGB20年債入札は超長期ゾーンのプレーヤーの需要に揺らぎがないかどうかの確認作業ということになる。また、民主党代表選とその結果についてのマーケットのリアクションに関する予想などは様々な報道を参照されたいが、金利動向から考えたほうが分かりやすい感じもする。



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