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9月雇用統計ポイント 

10月8日に9月の雇用統計が発表された。


Non Farm Payroll -95K
Total Private +64K
Unemployment Rate(U-3) 9.6%
Average weekly hours 34.2h
Average hourly earnings $22.67(MoM:+0.0%)
U-6 17.1%



以下は雇用統計各指標の推移(出所:米労働省)


(1)NFPとUnemployment Rate


Unemployment rate


(2)Private Payroll


Private Payroll


(3)Wage = Average Hourly Earnings * Average Weekly Hours


Wage


(4)Number Unemployed for 27 Weeks & over


Duration


(5)Civilian Labor Force


CLF



以下ポイント


■ESTABLISHMENT DATA
・NFPの-95Kは予想外にネガティブなヘッドラインを誘ったものの、Private Payrollが+64Kだったので、ほぼインラインの評価。Private Payrollについて8月に関しては+67Kから+93Kに上方修正されたことはポジティブだったものの、はっきりと雇用のモメンタムが低下してきていることを印象づけるものとなっている。
・ADP雇用報告でも示されたが、製造業は建設で-21K、製造工業で-6Kとなっており、製造業の雇用が明確に減少している。米国の経済は製造業の牽引で立ち直ってきた部分が大きいので、このセクターで雇用減がみられることは米国経済全体にとってもネガティブである。また建設業の減少は住宅市場や商業用不動産市場などが未だ低迷し、回復の兆しが見えていないことを示唆している。
・サービス業についてはTemporary Help ServicesとHealth care and social assistance(ヘルスケア・社会福祉関係)が相変わらず牽引。補助職や臨時職だけが増加している印象で、その他のセクターではあまり増減がないことをみると、雇用が回復している途上であっても正規雇用は依然として厳しいことを示唆している。雇用のミスマッチの論議が高まっていく可能性
・9月の賃金は僅かに増加。時間あたり平均賃金を平均週間労働時間に乗じた週次あたりの賃金は前月比+0.0%の775.3ドル。賃金の伸びが至って緩慢であり、ディスインフレ的な傾向からの脱却の糸口が見えてこない。
・政府部門は予想以上に減少している。その中でも深刻なのが地方政府。連邦政府はセンサスの影響なので予定通りの減少なのだが、地方政府の人員削減ペースが拡大していることは、財政難で公的部門の雇用がまかない切れないこと、すなわち地方レベルでは財政支出による景気の下支えが財政悪化によって事実上不可能になっていることを意味する。「政府部門が-15.9万人もレイオフしているのでこの数字が外れたことは重要ではありません」ということでは決してない。


■HOUSEHOLD DATA
・失業率の9.6%はややネガティブ。労働力人口(Civilian labor force)の増加幅が前月から僅かに48Kにとどまっており、労働参加意欲が高まってこないことを示唆している。
・長期失業者(27 weeks and over)の増加に歯止めがかかっている。しかし、15 to 26 weeksが101K増加していることからやがて長期失業者が増加する懸念が生じてきている。8月に長期失業者が大きく減少したのはセンサスの影響であった可能性も考慮しておく必要がある。また、長期失業者の相変わらずの多さは雇用のミスマッチが拡大していることを示唆している。


■マーケットへの影響
・QE2は実施される方向というコンセンサスが固まってきている。雇用のモメンタムが確実に低下してきていることから緩和路線に舵を切っていく。さらに地方政府の雇用削減が意味するのは財政政策の限界であり、景気浮揚のために金融緩和への依存度が高まる構図が出来あがってしまっている(特に中間選挙までは)
・従って米国の短期-中期ゾーンの利回りはなお一層低下する余地があるものとみられる。今後は発表される物価や景気などの経済指標を受けて11月にコミットされる資産買取額がいくらになるか?ということを織り込みに図るのだろう。一方で超長期を中心としたゾーンは潜在成長率との兼ね合いとなっていくので、需給だけで金利の低下が促進されるかはなお議論が分かれるところだろうと思われる。



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カテゴリ: 市場視点

タグ: マクロ  雇用統計  米国  Fed  QE 
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2010/10/15 16:07

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