08« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»10

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

定点観測~米9月住宅市場 

10月27日に9月の米新築住宅販売件数が発表され、米国の9月の住宅統計が出揃った。まず、住宅着工であるが年率換算で61.0万戸となり、6月の55万戸からは改善している。以下は住宅着工件数の推移(出所:StLouisFed)。


Housing Starts


一方で着工許可件数は53.9万戸となり、振れの激しい集合住宅が押し下げ要因となっている。以下は住宅着工許可件数の推移(出所:StLouisFed)。


Permit


新築住宅販売件数も下げ止まり感を示している。8月は年率換算で28.8万戸であったが、9月は30.7万戸まで回復している。以下のグラフは新築住宅販売件数の推移(出所:米商務省)。


New One Family house sold


住宅価格についてもやや持ち直してきている。9月の新築住宅の価格中央値は22万3800ドルとなっている。前月が20万7000ドルであったことを考慮すればかなり改善してきているということになるし、税控除で住宅市場が持ち直した5月以来の水準にまで戻ってきている。以下のグラフは新築住宅価格の推移(出所:米商務省)。


House Sold Price


新築住宅の在庫も20万4000戸となっており、供給ペースでは8.0カ月分となっている。以下のグラフは新築住宅在庫の推移(出所:米商務省)。


Supply


9月のデータからすれば米国の住宅市場のボトムアウト感は見て取れるようだ。在庫水準もピークを打ったようにみえるし、価格も下げ止まり感を示唆している。このことは4月末に終了した住宅市場対策としての税控除の反動減が収束していることが伺える。但し、依然として住宅の販売は低水準であり、自律的な回復局面からは程遠い。在庫水準も依然として過剰な状態であり、捌けるまでは軟調な状態が続くのだろう。また、低金利が続いているが、リファイナンスが活発であるものの、購入のためのローン申請はそれほど活発には行われておらず、低水準に留まっている。以下のグラフはMBA住宅ローン購入指数とリファイナンス指数の推移(出所:MBA/Bloomberg)。


MBA Home Loan Idx


このあたりをみるとQE2が行われ低金利のうちに住宅市場が盛り上がる、ということにはならないのだろう。リファイナンスが増加してローンを払っている購入者の負担が軽減されるに過ぎない。もちろんそれで消費が盛り上がればよいが、雇用や税制などの不安要因もあり、貯蓄にまわりやすい状況においてはなかなかそのようにはいかないのだろう。


また当面はフォークロージャの問題も見逃すことは出来ないだろう。(1)差し押さえが今後増加するようであればフォークロージャ物件が住宅市場に流入することになるから、過剰な供給状態に拍車を掛けることになり、中古市場の価格を押し下げる要因となる。(2)半面差し押さえが減少するようであれば、過剰在庫に拍車が掛かることは回避できるものの、需要増ではないところで住宅価格は押し上げられるので、結果として消費者の住宅の取得意欲を低下させ、需要減少となる可能性がある、という両面を考慮しなければならない。従って中古市場の動向はこの問題がどのように転ぶかによっても状況が変わってくることは留意すべきである。



人気ブログランキングへ ←皆さんの応援よろしくお願いします! 

 

 人気ブログランキングへ



関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ: 市場視点

タグ: マクロ  米国 
tb: 0   cm: 0

« QE2失敗のリスク~Fedコミュニケーション戦略の危うさ  |  Monthly Euro Market Condition~そろそろ年越えを意識? »

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://marketwatcher.blog61.fc2.com/tb.php/305-dfc917af
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。