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国内マクロ定点観測~9月鉱工業生産 

9月の鉱工業生産が経済産業省から発表された。生産指数は前月から1.9%減少の92.5となり、市場予想の-0.6%程度を下回るかなりネガティブなものとなった。在庫指数は前月から0.2%増加の97.7、出荷指数は前月から-0.7%の95.0となった。以下のグラフは鉱工業生産指数と在庫指数の推移(出所:METI)。


鉱工業生産


このことから経済産業省では基調判断を「弱含み傾向」と下方修正した。特に急減速しているのが輸送機械工業であり、前月から4.2%もの低下を示している。以下のグラフは輸送機械工業(除く船舶鉄道、出所:METI)。


輸送機械


9月上旬にエコカー減税が打ち切られた結果自動車などのセクターで販売が急減し、そのため生産が急減速していることから、政策効果の反動がかなり強く出ていることが示されている。電子部品・デバイスも輸出の低調から5.0%低下している。一般機械や精密機械なども減少を示しており、設備投資関連の生産活動も減少している。また在庫も増加基調にあることから生産活動がここからすぐに反転するとは考えにくい。以下のグラフは在庫循環図(出所:METI)。


在庫循環図


これをみる限りにおいて、9月は在庫循環サイクルの「山」を付けた格好となっている。今後は意図せざる在庫増のフェーズに入り生産調整を迎えることになる。在庫循環(キチンサイクル)は短期的な景気サイクルを形成付けるものであるので、以前から指摘してきたように日本経済は8-10月でピークをうち、現状は減速の段階に入っているものと思われる。これは2007年11月以降リセッションに入ってから2年10カ月で短期的な景気サイクルが一巡したということになる。今後に関しては生産調整ということになるが、下方バイアスの強さがどの程度なのかが焦点となる。9月の生産は-1.9%であり、さらに鉱工業生産予測調査によれば10月は-3.6%落ち込むものとみられ、かなり大きい調整を示唆している。このことから「踊り場」的な表現を使うよりも足元の生産活動及び景気は「急減速」しているという見方をしておいたほうがよいのではないかと思われる。GDPに関しても10-12月は予想されている以上に大きなマイナスになる可能性があり、景気後退、ダブルディップへの警戒感も一気に高まってきているとみた方がよいのだろう。


生産活動が弱まれば消費ということになるが、9月の国内の小売業販売額や家計支出は予想よりも振るわない内容となってきており、10月前にたばこ税の引き上げ前の駆け込みの反動や秋物商戦が低調気味だったことも考慮すれば堅調に推移していた消費も減速が見込まれ、さらに円高による影響も重くのしかかっていることから足元の景気は急速にそのモメンタムが弱まっている可能性がある。



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