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国内マクロ定点観測~11月鉱工業生産 

12月28日に経済産業省から12月の鉱工業生産が発表された。生産指数は前月から1.0%上昇の91.8、出荷指数は前月から2.5%上昇の94.6、在庫指数は前月から1.7%減少の95.0、在庫率指数は前月から8.2%減少の108.2となった。生産は6カ月ぶりの上昇を示した。生産指数は市場予想が+0.8%程度であったため、やや上振れとなった。以下のグラフは鉱工業生産指数と在庫指数の推移(出所:METI)。


PI 20101228


経済産業省では、基調判断を据え置き、「生産は弱含みで推移」とした。一方で製造工業生産予測調査では、12月は+3.4%、1月は+3.7%と高い生産の伸びを予測している。また、生産の上昇に寄与した業種は輸送用機器、電子部品・デバイス工業、その他工業だった。11月の自動車国内生産は5%程度の伸びを示しており、自動車生産の立ち直りが出てきている。自動車の生産拡大については、国内のエコカー減税が終了し生産を絞ったものの、新興国向けの需要が強いため、再度生産を拡大させているものとみられる。但し、輸送機器工業については生産以上に在庫が8.6%程度増加していることには留意である。


在庫循環的には現状「意図せざる在庫増」のフェーズである。以下のグラフは在庫循環図(出所:METI)。


Inventory Cycle 20101228


11月は出荷も伸びているので第1象限方向(右上)に振れた。単月の動きであるのでこれについては現段階で局面変化と決め付けるわけには行かないが、可能性として意図せざる需要ショックが起きていることが指摘できる。一過性のものなのか、持続性を伴ったものなのかは数カ月に渡って出荷と在庫の推移を追っていく必要があるが、個人的には特需などによる一過性のものではないかと想定している。先行指標と捉えられる電子・デバイスについても「意図せざる在庫増」の局面であるが、これも同様に第1象限方向に振れている。以下のグラフは電子・デバイスの在庫循環図(出所:METI)。


電子デバイス 20101228


これは家電のエコポイント駆け込み需要が発生したことが主因であろうと思われる。駆け込み需要の反動が出てくるであろう12-1月の出荷・在庫の動向をみて判断していく必要が出てくる。


11月の鉱工業生産に対しての評価であるが、12月及び1月の製造工業予測調査における生産拡大については過大感が強い。生産拡大を予測しているのは主に輸送用機器であり、恐らく新興国向けの需要に対処すべく在庫を積み上げている段階と言える。従って、新興国向けの需要拡大にという需要ショックが発生する可能性をサブシナリオとして考慮したいが、メインシナリオはあくまでも国内需要の落ち込みによる生産調整である。本日発表された11月の家計支出は市場予想を下回る前年比-0.4%となっており、家電購入需要が高まった時期にしては意外と下振れた印象がある。今後景気刺激策の反動減が見込まれる国内消費がどのように推移していくかがポイントとなっていくだろう。また、朝方のエントリでも指摘したが、米国景気にややピークアウト感がみられ、さらに欧州にも下振れ懸念がある以上、先進国向けについても慎重にみていくべきであろう。


最後に、業種別に生産が前月から増加した業種と減少した業種である(出所:METI)。


生産上位 20101228生産下位 20101228


生産が拡大した上位の業種については運搬機械や土木建設機械など新興国向け需要に恩恵を受けているものが目立つ。一方で半導体・フラットパネル製造装置の大幅減が目立つが、振れの大きい業種であるのでこれをもって趨勢とみるべきではないだろう。



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