03« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»05

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

米国マクロ定点観測~10-12月GDP(速報値) 

1月28日に米国の2010年10-12月GDP速報値が発表された。


(いずれも前期比年率)

・実質GDP +3.2%
・個人消費 +4.4%
・国内最終需要 +3.4%
・コアPECデフレータ +0.4%



このようなものとなり、実質GDPは市場予想の3.5%程度をやや下回ったものの、個人消費が上振れた。


・実質GDP伸び率と寄与度の推移(出所:商務省)


US GDP 20110128.


以下ポイント


・GDP速報値が市場コンセンサスを下回ったのは在庫変動による寄与が-3.7ポイントだったことが大きく響いている(個人的には在庫投資の拡大が継続しておりGDPにプラス寄与するのではないかとみていたが、10-11月の変動額は大きくはなかったことからマイナスに寄与した)。


・米国のGDPの7割を占める個人消費は前期比年率4.4%の伸びとなっており、市場予想の4.0%程度を上回った。このことは年末商戦などが好調であったことを反映しており、個人消費が牽引して経済が拡大しているという構図となっている。耐久消費財が大きく伸びており、特に自動車及び部品が前期比年率で45%伸びている。また、家具・住宅用備品やレクリエーション用品なども大幅に伸びている。年末商戦に向けて耐久財の購入が拡大したが、今後はその反動がどの程度で収まるのかが焦点となろう。


・民間投資は前期比年率22.5%減となったが、在庫変動を除く固定物投資は4.2%の伸びとなっており、Q3よりも加速している。機器・ソフトウェア投資はQ3の15.4%の伸びに対してQ4は5.8%の伸びにとどまり、企業の設備投資に関しては伸び悩みといった印象もあるが、堅調さを維持している。


・一方で構造物投資は前期比年率で+0.8%に浮上した。これに関しては2008年第2四半期以来のプラス寄与となる。一部建設投資や商業用不動産市況の底打ち感が台頭している可能性もある。今後景気回復に伴い緩慢ながらも建設投資は拡大していくのではないかと思われる。


・民間住宅投資も前期比年率で3.4%の伸びとなった。Q3は年前半の住宅購入者への税還付打ち切りの影響から-27.3%に落ち込んだ反動もあるのだろう。今後はボトムを確認しながら経済の回復により次第に回復基調となるか注目される。


・輸出は前期比年率8.5%の伸びとなっている。また輸入は前期比年率で-13.6%となっており、ネット輸出入でGDPを3.44ポイント押し上げている。このことは貿易赤字の縮小、ドル安が大きく影響しているものとみられる。


・政府支出は前期比年率-0.6%となり、特に州・地方で-0.9%となっている。今後財政難からこのセクターがGDPにネガティブに作用する可能性がある。


・コアPCEデフレータは年率換算で+0.4%となっており、市場予想と一致した。このあたりはディスインフレ的な傾向を示しているが、デフレ懸念を強くするという感じでもない。


全般からすれば民需主導の回復という印象を強く持つ。個人消費が盛り上がり、堅調な設備投資やドル安もフォローとなっている。さらに構造物投資がボトムアウトしている可能性があるのはポジティブだろう。しかし、価格指数の基調はディスインフレを示しており、引き続き経済に大きなスラックがあることや、失業率が低下するには至っていない以上、FedのQE2政策を変えるには至らないものとみられる。


人気ブログランキングへ ←皆さんの応援よろしくお願いします! 

 

 人気ブログランキングへ



関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ: 市場視点

tb: 0   cm: 0

« ECBの出口戦略?~ユーロ圏の金利動向  |  日本マクロ定点観測~雇用・物価・消費 »

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://marketwatcher.blog61.fc2.com/tb.php/378-518df52a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。