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FOMC議事録~QE2の規模・ペース縮小が議題に 

2月16日にFedは1月のFOMC議事録を公開した。まず、各種経済見通しについては、以下のとおりとなった(出所:Fed)。


Fed Projections 20110217.


これによると、2011年のGDPは想定通り上方修正された。また失業率もわずかながら上方修正となっている。インフレについて、コアPCEデフレータは1.0-1.3%と予測されており、やや下方修正に近いものとなっている。Fedの物価目標であるPCEデフレータ2%については2013年に達成するのではないかとの見方を示しており、物価については厳しい見方をしていることがわかる。


議事録の内容については以下のとおりである("Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook"以降より抜粋、全文はMinutes of the Federal Open Market Committee参照)。


■経済見通しについて

In the discussion of intermeeting developments and their implications for the outlook, the participants generally expressed greater confidence that the economic recovery would be sustained and would gradually strengthen over coming quarters. Their more positive assessment reflected both the tenor of the incoming economic data and information received from business contacts since the previous meeting. Spending by households picked up noticeably in the fourth quarter, business outlays continued to grow at a moderate pace, and conditions in labor and financial markets improved somewhat over the intermeeting period. Although business contacts remained somewhat cautious about the economic outlook, they generally indicated greater optimism regarding their own prospects for sales and hiring than at the time of the previous meeting. While participants viewed the downside risks to their forecasts of economic activity over the projection period as having diminished, their assessment of the most likely outcomes for economic activity and inflation over the projection period was not greatly changed. Most participants raised their forecast of real GDP growth in 2011 somewhat and continued to anticipate stronger growth this year than in 2010, with a further gradual acceleration during 2012 and 2013. The unemployment rate was still projected to decline gradually over the forecast period but to remain elevated. Total inflation was still expected to remain subdued, and core inflation was projected to trend up slowly over the next few years as economic activity picks up but inflation expectations remain well anchored.

期間中の進展やアウトルックにおけるインプリケーションの議論において、参加者は経済回復が持続可能であり、今後数四半期にわたって総じて強いものとなるだろうという信頼感を表明した。これらのより肯定的な評価は入手できる経済データや前回の会合後の企業との会合が影響している。第四四半期に家計支出は顕著に上向いており、企業の支出も緩やかに増加し続け、労働及び金融市場の状況はこの間やや改善している。企業との会合では、総じて彼らの売上高や雇用の見通しについて、前回の会合の時点よりもより楽観的なものとして示唆されているが、経済見通しについてやや警戒感が残っている。参加者は、予測期間の経済活動の見通しにおけるダウンサイドリスクについて後退している一方で、経済活動やインフレが示現する可能性への評価は変わらなかった。殆どの参加者は2011年の実質GDPの予測をやや引き上げ、2010年よりも今年のほうがより強い経済成長を予測し続けており、さらに2012年及び2013年にわたって徐々に加速してくだろうとしている。失業率は徐々に減少していくものの高止まりが予測されている。総合的なインフレは抑制されたままであり、コアインフレは、経済見通しが上向きであってもインフレ期待が固定されていることから、今後数年にわたってスローなペースで上昇していくと予測している。


Participants' judgment that the economic recovery was on a firmer footing was supported by the strength in household spending in the fourth quarter. The incoming data indicated that households stepped up sharply their purchases of durable goods, particularly automobiles, last quarter. Spending on luxury goods also increased, and the pace of holiday sales was better than in recent years. However, some participants noted that it was not clear whether the recent pace of consumer spending would be sustained. On the one hand, the additional spending could reflect pent-up demand following the downturn or greater confidence on the part of households about the future, in which case it might be expected to continue. On the other hand, the additional spending could prove short lived given that a good portion of it appeared to have occurred in relatively volatile categories such as autos.

経済回復が強固な基盤の上になりたっているという参加者の判断は、第4四半期に家計支出が強くなったことがサポートとなっている。入手できるデータでは、前四半期に耐久財や特に自動車などの購入などから家計支出は著しく加速している。ぜいたく品への支出も増加しており、ホリデーシーズンショッピングはここ数年で最も良いものとなっている。しかし、数人の参加者は最近の消費者の支出ペースは持続的なものであるかどうかはっきりしないと指摘した。一方、追加的な支出は鬱積した需要がフォローとなったか、もしくは将来にわたって世帯の一部の強い信頼感による影響を受けており、どちらのケースにしても継続するものと思われる。一方、追加的な支出は、自動車のような変動の大きいところでかなりの部分を占めているため、長くは続かないと証明している。


Activity in the business sector also indicated that the economic recovery remained on track. For instance, indicators of business investment in equipment and software continued to rise. Industrial production posted solid gains, supported in part by U.S. exports that appeared to have been noticeably stronger in the fourth quarter. A wide range of business contacts expressed cautious optimism about the durability and strength of the recovery, and some were planning for an expansion in production in order to meet an anticipated rise in sales. In addition, although residential construction spending remained weak, spending on commercial construction projects showed some tentative signs of bottoming out.

企業部門における活動も経済活動が軌道にのっていることを示唆している。例えば、企業の機器及びソフトウェア投資の指標は上昇し続けている。鉱工業生産においてはしっかりしたものとなっており、第四四半期に米国の輸出が著しく強くなっていたことに支えられた。広範な企業との会合では、経済回復の耐久性と強固さについての楽観論に慎重な姿勢を表明しているものの、いくつかの企業では、売上高において予想された伸びを達成させるために生産拡大を計画している。さらにいえば、住宅建設への支出は弱いものの、商業用建設のプロジェクトはいくつかのボトムアウトの兆しが見えている。



経済見通しは上記のような表で出されているが、成長率予想については、


・家計支出が強まってきていること
・企業経営者による楽観見通し、企業支出の拡大
・ダウンサイドリスクの後退


などといった背景要因から引き上げられているものとみられる。個人消費支出は2010年第4四半期に4.4%の伸びを記録しており、さらには生産は堅調であり、輸出の拡大によっても経済成長が押し上げられているという認識を示している。このことが2011年の経済見通しを強気にさせている要因であろう。また、住宅は依然として厳しさが残るものの、商業用不動産に関しては回復のシグナルが出されているということもポジティブに捉えられている。一方で失業率は高止まり、インフレはインフレ期待が安定していることから抑制されたままであるという判断からそれほど大きな変更はなされなかった。


■労働市場

Participants noted that conditions in labor markets continued to improve gradually. Payroll employment increased at a modest pace, and, although the data had been somewhat erratic, a slight downward trend was apparent in the recent pattern of weekly initial claims for unemployment insurance. In addition, some surveys of employers suggested a somewhat more upbeat outlook for employment. Business contacts provided a range of information regarding hiring intentions, with some indicating that workers at all skill levels were readily obtainable, while others reported that they had upgraded skill requirements and that some of the currently unemployed did not meet those new requirements. Some businesses remained reluctant to add permanent positions and were planning to meet their labor requirements with temporary workers. Overall, meeting participants continued to express disappointment in both the pace and the unevenness of the improvements in labor markets and noted that they would monitor labor market developments closely.

参加者は労働市場の状況が徐々に改善していると指摘した。データはやや気まぐれなところがあるが、就業者はモデレートなペースで増加しており、最近の週間の新規失業保険申請件数の推移においてわずかなダウントレンドがみえてきている。さらに、雇用主におけるいくつかの調査では、雇用についての見通しをやや高くしていることが示唆されている。企業との会合では、すべてのスキルのレベルをもつ労働者を獲得できる一方で、上級者のスキルへの要求について、労働者がその要件を満たしていないとの報告もある。いくつかの企業では正社員を増やすのに消極的なままであり、一時的な労働者で労働要件を満たそうとしているままである、全体的に会合の参加者は労働市場の改善について、そのペースや平坦ではない事に対して失望しており、労働市場の進展を密接に監視していくのがよいとの指摘があった。



労働市場は改善しているという認識を示し、新規失業保険申請件数は減少していることは心強いとしながらも、労働者と雇用者とのスキルのミスマッチなど構造的な要因についても議論が出されており、これが失業率を高止まりさせている要因となっている。但し、ミスマッチといった構造的な要因から失業率が高止まっているという考え方については、バーナンキ議長などはあまり肯定的に見ておらず、「循環的要因」として認識している。この点は構造的な要因により自然失業率(NAIRU)が押し上げられることを警戒している向きがあるということを示唆しているように思われ、仮に構造的な要因によりNAIRUが押し上げられてしまった場合、デュアルマンデートにおける、あるべき失業率が引き上げられてしまうことへの警戒感も持っているものと思われる。このため失業率の高さが「循環的な要因」なのか「構造的な要因」なのか、今後も議論がなされていくものと思われる。


■金融市場

Conditions in financial markets improved somewhat further over the intermeeting period. Broad equity prices rose, adding to their substantial gains since the middle of 2010. Yields on longer-term nominal Treasury securities were little changed, on balance, over the period, but they had increased quite a bit in recent months, leaving the Treasury yield curve noticeably steeper. Some participants noted that a steep yield curve is a typical feature of an economy in recovery, and that much of the steepening appeared to have occurred in response to stronger-than-expected economic data. Market-based measures of inflation compensation over the next few years increased further over the intermeeting period, extending the rise that occurred over recent months. Some participants suggested that the increase likely reflected, in part, a decline in investors' perceptions of the near-term risk of further disinflation. At the same time, longer-term inflation expectations had remained stable. Credit spreads on the debt of nonfinancial corporations continued to narrow over the period, reaching levels noticeably lower than those posted several months ago, with the largest declines coming on speculative-grade bonds. However, credit conditions remained tight for smaller, bank-dependent firms, although bank loan growth had clearly picked up in some sectors. Some participants noted that, taken together, these financial developments were consistent with a more accommodative stance of monetary policy since last summer or a reduction in risk aversion on the part of market participants.

金融市場の状況は会合の期間中にやや改善してりる。広く株価が上昇し、2010年の半ばからかなりのパフォーマンスをみせている。期間中、長期の普通国債の金利はあまり変わってはいないが、数カ月間ではかなり上昇しており、イールドカーブは顕著にスティープ化している。数人の参加者は、イールドカーブのスティープニングは経済の回復の典型的な特徴であり、スティープニングの多くは予想以上の強い経済指標に反応して引き起こされるとした。市場ベースにおける今後数年間のインフレ率を織り込んだ指標は会合の期間中にさらに拡大し、数カ月にわたって上昇し続けている。他の数人の参加者は、投資家の短期間におけるディスインフレのリスクへの予測がさらに後退したことを反映しているのではないかと指摘した。同時に長期間のインフレ期待は安定したままとなっている。非金融会社の社債のクレジットスプレッドは期間にわたって狭まっており、多くの投機適格級の社債利回りの低下も伴って、数カ月前よりも金利水準が一段と低くなっている。小規模で銀行に依存している企業にとって信用の状況はタイトなままであるが、銀行のローンの伸びはいくつかのセクターではっきりと上向きとなっている。数人の参加者は、金融の状況は、昨年の夏以降のさらなる緩和的な金融政策と一致しているか、またはマーケットの一部参加者のリスク回避の後退が一緒になっているのではないかと指摘した。



金融市場の状況についてはイールドカーブがスティープニングしていることについて話し合われたようだ。8月のジャクソンホールでのバーナンキ議長の講演からイールドカーブがフラットニングした後、QE2が実施されて以降はスティープ化した。以下は米国債のイールドカーブ推移。


UST 20110217.


8月から11月までのフラットニングの局面ついては、経済に非常に不透明感がある(unusually uncertainly)とのバーナンキ議長の認識が示され、デフレリスクが意識されていく中でその後のQE2への期待から長期債が大きく買われたからという解釈が成り立つように思われる。一方QE2以降のスティープニングについては、11月までのQE2相場の反動や、年末のポジション整理などが言われてきたが、1月の会合では予想以上の強い経済指標に反応したという論議がなされており、現在の金利についてファンダメンタルズを反映したものと認識している。しかし、MBA住宅ローン申請の新規購入指数は再度低下しており、金利上昇により住宅ローン取得需要が減少している。以下はMBA新規購入指数の推移(出所:Bloomberg)。


MBAVPRCH 20110217.


従って、長期金利の動向については今後住宅市場に波及していくようであれば、何らかのメッセージを送る必要性も出てくるのだろうが、今のところそのような方向性で論議が進んでいないようにも思われる。


■インフレ

Meeting participants noted that headline inflation had been boosted by higher prices for energy and other commodities, as well as by increases in the prices of imported goods. Some participants indicated that while unit labor costs generally had declined and profit margins were wide, the higher commodity prices were boosting costs of production for many firms. Some business contacts indicated that they were going to try to pass a portion of these higher costs through to their customers but were uncertain about whether that would be possible given current market conditions. Many participants expected that, with significant slack in resource markets and longer-term inflation expectations stable, measures of core inflation would remain close to current levels in coming quarters. However, the importance of resource slack as a factor influencing inflation was debated, and some participants suggested that other variables, such as current and expected rates of economic growth, could be useful indicators of inflation pressures.
会合の参加者は、ヘッドラインにおけるインフレ率は、輸入品の価格の上昇だけでなく高いエネルギーや他のコモディティ価格によって押し上げられていると指摘した。数人の参加者はユニットレーバーコストは総じて減少しており、マージンが拡大している一方で、高いコモディティ価格は多くの企業で製品のコストを押し上げていると指摘した。いくつかの企業との会合では高いコストを消費者に価格転嫁試みようとしているが、現在の市場の状況ではどう転ぶか不透明であるとした。多くの参加者は資源市場で強いスラックが存在し、長期間のインフレ期待は安定的であることから、コアインフレ率は今後数四半期は現状のレベルに近いままなのだろうと予測している。しかし、インフレへの影響力としての資源のスラックの重要性については論議が行われ、数人の参加者は、現状そして予測される経済成長率のような他の変数がインフレ圧力の指標として役に立つのではないかと指摘した。



インフレについては、経済に重大なスラック(緩み)が存在しているので、潜在的なインフレ圧力は抑えられるとする見解が多数を占めているようだが、スラックというのは曖昧な定義であるため、より分かりやすい変数でインフレ圧力を把握するべきではないかという問題提起がなされている。


■経済のアウトルック

Overall, most participants indicated that the somewhat better-than-expected economic data and anecdotal information from business contacts had importantly increased their confidence in the continuation of a moderate recovery in activity this year. Accordingly, participants generally agreed that the downside risks to their forecasts of both economic growth and inflation--as well as the odds of a period of deflation--had diminished. Participants also generally agreed that the recent data had not led them to significantly change their outlooks for the most likely rates of economic growth and inflation in coming quarters. Participants noted that some of the strength in the recent data reflected factors that could prove temporary, such as the large contribution from net exports, a volatile category, and the sharp step-up in auto sales. Most participants continued to anticipate that the recovery in economic activity was likely to be restrained by a variety of economic factors, including still-high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, high rates of mortgage foreclosure, elevated inventories of unsold homes, and tight credit conditions in a number of sectors. In addition, although many business contacts expressed more optimism about the economic recovery, a number had aimed their recent investments primarily at enhancing productivity rather than expanding employment, and hiring for some businesses reportedly was focused on temporary workers. Some participants noted that incoming data on production, spending, and employment would need to be solid for a while longer to justify a significant upward revision to their outlook for the likely pace of the recovery.

全体的に、殆どの参加者は予測されているよりも良好な経済指標や、企業との会合による逸話的な情報は今年も経済活動の緩やかな回復が継続することへの信頼感が大きく増していると示唆した。従って、参加者は経済成長やインフレ、それと同時にデフレへの可能性といったダウンサイドリスクは減少したということで総じて同意した。参加者は同じく、直近のデータは、今後数四半期における経済成長率やインフレ率の大幅な見通しを導くものではないということも同意した。参加者は純輸出によるGDPへの大きな寄与や変動の大きなカテゴリ、自動車販売が鋭角的に伸びていることのように、直近の強いデータの一部について一時的なものであるとみられる要素を反映したものであるということを指摘した。殆どの参加者は経済活動の回復は、高いままの失業率、収入の緩慢な伸び、住宅資産の低さ、モーゲージのフォークロージャ率の高さ、売れない住宅の在庫の上昇、そしていくつかのセクターにおける信用状況がタイトであるといったことを含めて、経済のさまざまな要因によって抑制的なものとなる可能性があるという予測を継続している。さらに、多くの企業との会合では経済回復についてより楽観的であることを表明しているが、いくつかの企業では最近の優先的な投資は、雇用を拡大させるよりも生産性を拡大させることが目的であり、いくつかの企業のレポートでは一時的な労働者に焦点を絞って採用している。数人の参加者は、生産や消費、雇用における入手したデータは、回復のペースにおける参加者の見通しを強く上方修正するにはさらにしっかりとしたものが必要であるとした。



■リスクファクター

Participants generally saw the risks to their outlook for economic growth and employment as having become broadly balanced, but they continued to see significant risks to both sides of the outlook. On the downside, participants remained worried about the possible effects of spillovers from the banking and fiscal strains in peripheral Europe, the ongoing fiscal adjustments by U.S. state and local governments, and the continued weakness in the housing market. On the upside, the recent strength in household spending raised the possibility that domestic final demand could snap back more rapidly than anticipated. If so, a considerably stronger recovery could take hold, more in line with the sorts of recoveries seen following deep economic recessions in the past.

参加者は経済成長や雇用の見通しのリスクについては、広範でバランスがとれたものになっていくものとしてみているが、強い両サイドのリスクも監視し続けるとしている。ダウンサイドについては、参加者は欧州周縁国の銀行や財政問題の波及効果による影響の可能性を心配し続けていた。アップサイドについては、最近の家計支出の強さが、国内最終需要が予測しているよりも速く立ち直る可能性が上昇したということである。もし、かなり強力な回復が続くのであれば、回復の度合いはインラインを超え、経済のディープリセッションは過去のもののように見える。


Regarding risks to the inflation outlook, some participants noted that increases in energy and other commodity prices as well as in the prices of imported goods from EMEs posed upside risks. Others, however, noted that the pass-through from increases in commodity prices to broad measures of consumer price inflation in the United States had generally been fairly small. Some participants expressed concern that in a situation in which businesses had been unable to raise prices in response to higher costs for some time, firms might increase them substantially once they found themselves with sufficient pricing power. In any case, the factors affecting the ability of businesses to pass through higher prices to consumers were viewed as complex and hard to monitor in real time. Most participants saw the large degree of resource slack in the economy as likely to remain a force restraining inflation, and while the risk of further disinflation had declined, a number of participants cited concerns that inflation was below its mandate-consistent level and was expected to remain so for some time. Finally, some participants noted that if the very large size of the Federal Reserve's balance sheet led the public to doubt the Committee's ability to withdraw monetary accommodation when doing so becomes appropriate, the result could be upward pressure on inflation expectations and so on actual inflation. To mitigate such risks, it was noted that the Committee should continue its planning for the eventual exit from the current exceptionally accommodative stance of policy.

インフレ見通しのリスクについては、数人の参加者はエマージング市場からの輸入品の価格の上昇同様エネルギーや他のコモディティ価格の上昇がアップサイドリスクと指摘した。しかしながら他の参加者はコモディティ価格から消費者物価への価格転嫁は総じてかなり小さいとした。数人の参加者はしばらくの間高いコストに応じて価格を引き上げられず、企業は十分な価格決定力を見つけてから上昇させるだろうという企業の状況について説明した。どんな場合でも、企業から消費者への価格転嫁できる能力は複雑であり、実際に監視するのは難しい。ほとんどの参加者は重度の資源活用のスラックがインフレを抑制している可能性があるとみているが、さらなるディスインフレへのリスクは後退し、数人の参加者はしばらくの間インフレは(価格安定という)マンデートに一致するレベルを下回ったままだろうと言及した。最後に、数人の参加者は、適当な時期に行動を起こすときに、非常に大きなFedのバランスシートこそが、緩和的な政策の打ち切りが可能であるかどうかについて疑問を持たせており、その結果はインフレ期待を上方に押し上げ、実際のインフレを引き起こす可能性がある。そのようなリスクを和らげるために、委員会は現在の非伝統的な緩和的な政策のポリシーからの出口を計画しておくべきであると指摘した。



インフレリスクについては、コモディティ価格の上昇、輸入物価の上昇がアップサイド要因として意識されているものの、需要が低調なままであるため最終製品にまで価格転嫁することは難しく、インフレ圧力にはならないとしている。しかし、1月のPPIで示されたのは、エネルギーや食品、あるいは非食品材料などの原材料のコストが増大しているだけではなく、鉱業原材料や建設資材、さらには資本財などといった川中製品にまで価格上昇圧力が出てきている。一方で厳しい価格競争に強いられているコンシューマ市場ではなかなか価格を引き上げづらい状況が継続している。今後原材料費が高止まり、コンシューマ市場での競争が続くようであれば企業のマージン確保が難しくなり、企業収益にも影響が及ぶ可能性もある。本日CPIの発表があるが、輸入物価(投入コスト)と消費者物価との間で物価上昇率の格差が拡大していることが示されれば、今後企業収益への懸念ももたれるであろうし、そのことが問題提起されることも考慮したい


■政策決定 タカ派の主張は赤字、ハト派の主張は青字

In their discussion of monetary policy for the period ahead, members agreed that no changes to the Committee's asset purchase program or to its target range for the federal funds rate were warranted at this meeting. While the information received over the intermeeting period increased members' confidence in the sustainability of the economic recovery, the pace of the recovery was insufficient to bring about a significant improvement in labor market conditions, and measures of underlying inflation had trended downward. Moreover, the economic projections submitted for this meeting indicated that unemployment was expected to remain above, and inflation to remain somewhat below, levels consistent with the Committee's objectives for some time. Accordingly, the Committee agreed to continue to expand its holdings of longer-term Treasury securities as announced in November in order to promote a stronger pace of economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at levels consistent with the Committee's mandate. The Committee decided to maintain its existing policy of reinvesting principal payments from its securities holdings and reaffirmed its intention to purchase $600 billion of longer-term Treasury securities by the end of the second quarter of 2011. A few members remained unsure of the likely effects of the asset purchase program on the economy, but felt that making changes to the program at this time was not appropriate. Members emphasized that the Committee would continue to regularly review the pace of its securities purchases and the overall size of the asset purchase program in light of incoming information--including information on the outlook for economic activity, developments in financial markets, and the efficacy of the purchase program and any unintended consequences that might arise--and would adjust the program as needed to best foster maximum employment and price stability. A few members noted that additional data pointing to a sufficiently strong recovery could make it appropriate to consider reducing the pace or overall size of the purchase program. However, others pointed out that it was unlikely that the outlook would change by enough to substantiate any adjustments to the program before its completion. In addition, the Committee reiterated its expectation that economic conditions were likely to warrant exceptionally low levels for the federal funds rate for an extended period. With respect to the statement to be released following the meeting, members agreed that only small changes were necessary to reflect the improvement in the near-term economic outlook and to make clear that the policy decision reflected a continuation of the asset purchase program announced in November.

今回の会合においては委員会の資産買い入れプログラム及びFF金利の誘導目標は変更しないことで合意した。期間中にわたって受け取る情報が経済回復の持続性についてメンバーの信頼感を高める一方で、回復のペースは労働市場を強く改善させるのには不十分であり、インフレの基調は下方トレンドである。さらに、経済の予測はこの会議において失業率は高止まりであり、インフレは委員会が長期にわたって目標とするレベルからはやや低いままであることを示唆することで同意した。従って、委員会は、経済の力強い回復ペースを促進させ、よ委員会のマンデートに一致するレベルにまでインフレを引き上げることを助けるために、11月に通知した証券保有の拡大の継続について同意した。委員会は既存の償還再投資の維持と2011年の第2四半期終了までに6000億ドルの資産買取りの再確認を行った。少数のメンバーは資産買取りプログラムの経済への影響に不安が残るが、プログラムの変更をこの時点で行うのは適切ではないと感じていた。メンバーは、委員会が証券買取のペースの見直しを行い、経済活動の見通し、金融市場の進展、そして買取プログラムの有効性と予期せぬ結果が起こる可能性に照らし合わせながら、最大雇用の促進と物価安定に最善となるようにプログラムを調節していく必要があると強調した。少数のメンバーは、追加的なデータが強い経済回復を示すものであれば買入ペースもしくは、買取プログラムの全体の規模を減らすことを考慮するのが適切であると指摘した。しかしながら、他のメンバーはプログラムの完了前に調節するだけの見通しにはなりにくいと指摘した。さらに、委員会は経済状況が異例に低いレベルのFF金利が長期間続くことを保証するという可能性を繰り返すとした。この会合のステートメントを発表することに関して、メンバーは短期的な経済のアウトルックの改善を反映させる必要から若干の変更について同意し、政策決定が11月に通告した資産買取りプログラムの継続を反映したものであることをはっきりさせることで合意した。



文中にある資産買取に消極的とみられるメンバーはフィッシャー委員及びプロッサー委員だと推察されるが、現時点ではプログラムを変更するのは適切ではないとして賛成票を投じた。このあたりは執行部の根回しが効いたように見える。しかし、見直しを求めており、その理由として、経済への影響に不安が残るとしており、


・経済活動の見通し
・金融市場の進展
・買取プログラムの有効性と予期せぬ副作用


これらを逐次点検しながら見直しを行うように求めている。仮に今後の経済指標で強いものが確認され、株価や金利などがオーバーシュート気味に推移していくようなことにでもなれば現状の6000億ドルの規模、もしくは買取ペースについて縮小を求め、執行部が出してくる現状維持という提案には票を投じない可能性があるため、今後の両氏の発言には注視しておく必要があるだろう



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カテゴリ: 市場視点

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