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定点観測~米2月製造業業況 

3月1日に米ISM製造業景気指数が発表された。以下はISM製造業景気指数の推移(出所:ISM)


ISM Mfg  20110302.


・内訳(出所:ISM)


ISM Mfg Details 20110302.


2月のISM製造業景気指数は61.4となり、市場予想の61.0程度を上回り強めの結果となった。業況指数は2004年7月以来の高さとなっている。業況の拡大がキープされており、引き続き米国経済における製造業の堅調さが目立つ内容となっている。ISMでは18業種中14業種で拡大しているとしており、輸送用危機や電気機器などの加工業種の好調さがキープしている。一方でプラスチック・ゴム製品、金属、非金属原料製造、家具・関連製品で業況が悪化しており、原油高などの一次産品高騰の影響も見え隠れする。企業の購買担当者の意見として、以下のようなものが示されていた("February 2011 Manufacturing ISM Report On Business(R)"より)。


・"A continued weak dollar is increasing the cost of components purchased overseas. It is going to force us to increase our selling prices to our customers." (Transportation Equipment)
弱いドルが続いていることが、海外からの部品購入コストを増大させている。消費者への販売価格の転嫁に迫られるのではないか(輸送用機器)。

・"We continue to see significant inflation across nearly every type of chemical raw material we purchase." (Chemical Products)
我々は購買している化学原料のすべての種類を通じて強いインフレが見て取れている(化学製造)。

・"Our plants are working 24/7 to meet production demands." (Fabricated Metal Products)
我々のプラントは製品需要から常に稼動させている(金属加工製造)。

・"Prices continue to rise, while business limps along at last year's pace." (Nonmetallic Mineral Products)
ビジネスは昨年のペース同様、軟調であるものの、価格は上がり続けている(非金属原料製造)

・ "Overall demand is off 10 percent." (Plastics & Rubber Products)
全体の需要は10%落ちた(プラスチック・ゴム製品)



このようなことから、新規受注の高さからも示されているように、全般に需要が旺盛であることからからフル生産をしている製造工業の企業も多い。一方で価格指数の高止まり(2月は82.0)から全般的に価格上昇への懸念の表明も目につき、今後原油など資源価格が高騰すれば最終製品への価格転嫁に迫られる可能性も示唆している。さらに原料価格が業績に敏感に反映しやすい業種で需要の低下懸念を強くしている。


新規受注は68.0となっており、高水準をキープしている一方で、在庫が48.8まで低下しており、ISM製造業先行指数(在庫/新規受注レシオ)は0.72まで低下しており、2010年5月以来の低さであることから、受注と在庫のバランスは良好であることがわかる。従って、生産動向も引き続き堅調なものとなっていくことが示唆されている。以下のグラフは在庫/新規受注レシオと生産指数(出所:ISM)。


ISM Mfg Leading Indicators 20110302.


雇用指数は64.5となり、2000年代に入って以降では最も高い。以下のグラフは雇用指数と製造工業雇用者数の推移(出所:ISM・米労働省)。


ISM Mfg Employment 20110302.


先月の製造工業の雇用者数は+49Kとなり、1998年以来の雇用の大幅な増加が示されたが、ISM製造業の雇用指数が2月にさらに上昇していることから、製造業の雇用環境は引き続き良好さがキープされているものとみられ、4日に発表される2月の雇用統計でも同セクターで1月同様大幅な雇用増加の可能性が示唆されている。


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