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震災の影響を受けた初めての経済指標~Markit/JMMA日本製造業PMI 

3月31日にMarkitはMarkit/JMMA 日本製造業PMIを発表した。PMIは2月の52.9に対して46.4に低下、Markitでは調査開始以来前月比では最大の落ち込みを示したとリリースしている。製造業生産指数は2月の53.9から16ポイント低下して37.7になった。PMI調査のデータ収集は3月11日に開始し、調査終了は3月25日としており、震災の影響を受けた経済指標としては初めてのものとなる。以下は生産高のグラフ(出所:Markit)。


PMI Production 20110331.



さらに、このPMIの回答については震災で大きな影響を受けた東北地方の回答が6%に留まったことやサバイバルバイアスなどの影響も受けていることが考えられることから、実際はさらに大きな落ち込みを示しているものと思われる。Markitでは、


製造業生産高は3月に著しく減少した。これは主に、サプライチェーンの遅延や電力不足等、地震による混乱の影響であった。



とあるが、それに加えて地震や津波による生産設備へのダメージによる生産能力の低下なども加味されたものとなろう。前回大きくPMIが落ち込んだリーマンショック時は鉱工業生産が2カ月で15%弱落ち込んだが、今回は、


・生産能力の低下やサプライチェーンの毀損に起因する生産減(需要サイドではなく供給サイドが起因する生産減)
・PMIに示された各種指標は東北地方の回答を反映していない
・PMIにサバイバルバイアスが掛かっていること



などを踏まえると、4月末に発表される鉱工業生産は15%程度の落ち込みには留まらない可能性があるのではないかと思われる。さらに業種別生産で最も落ち込みが大きかったのは運輸であり、もともと部品等の在庫がタイトであったセクターである。このため自動車などのセクターでサプライチェーンの混乱が続くうちは、部品在庫等のバッファも大きくないことから生産調整の長期化への懸念も出てくる恐れもある。5月にはサプライチェーンが回復すると見込む向きもあるが、6月以降の計画停電の影響から、生産は低水準に留まるものと思われる。さらに、港湾設備等の回復に伴い、食料や備蓄要燃料需要、火力発電ウエイト増によって輸入はそれなりに回復するが、生産→出荷が回復しない限り輸出の回復も鈍くなろう。このため今後数カ月(個人的には少なくとも2011Q3まで)は単月で貿易赤字の状態となる可能性も否定出来ない。


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カテゴリ: 市場視点

タグ: マクロ  日本  震災後の日本経済・マーケットを考える   
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