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日本マクロ定点観測~5月貿易統計 

財務省は6月20日に5月貿易収支を発表した。


輸入総額 5,614,529百万円
輸出総額 4,760,814百万円
差引 -853,715百万円



貿易収支の推移(出所:MOF)


Trade Balance 20110620.



5月の貿易収支は8537億円の赤字となり、2カ月連続となった。地域別では米国が1039億円の黒字、EUは290億円、アジアは3086億円の黒字である半面で、中国は2147億円の赤字、大洋州は2889億円の赤字、中東は8701億円の赤字となった。特に対中輸出が1兆円を割り込み、対米輸出も前月から14.6%低下していた。品目別では自動車の輸出が前月から38.9%減少し、半導体等電子部品が18.5%、自動車の部分品が18.5%減少している。輸入においては原粗油が30.7%増加、液化天然ガスが33.0%、非鉄金属が30.4%増加となっている。


輸出に関しては自動車などの輸送用機器や電子機器において震災後のサプライチェーン障害の影響から大幅減となった。さらに5月は大型連休を挟んでいたことから出荷活動が停滞しており、予想以上に輸出が減少する要因となった。しかし、建設用・鉱山用機械は4月に前月比15.7%の減少だったが、5月には13.5%増加となっており、サプライチェーン障害が軽度かつ世界的に引き合いが強い製品については輸出が回復していることが示唆されている。今後は主要輸出品である自動車や電気機器がいつボトムを打つかがポイントとなろう。現状はサプライチェーンの復旧が進んでおり、在庫復元の動きが6月に活発化していくことが予想され、遅れて出荷も回復していくことが見込まれることから、緩やかながら輸出も回復していくことが見込まれる。しかし一方で新興国などの景気減速傾向が輸出の伸びを抑制させる懸念もある。また7-8月は電力供給に不安があることから、生産活動を抑制させることになるので、この点で輸出の回復をモデレートなものにさせていく可能性がある。また円高もリスク要因となる。


輸入に関しては引き続き燃料が増加している。燃料価格の高騰の影響が反映されているほか、数量面からも原子力発電所事故の影響から火力発電依存を強めていることが背景となっている。原発をめぐっては政治的及び世論の動きを反映して今後稼働率が上昇しないことが見込まれることから、代替エネルギーとして液化天然ガスなどの需要が強まっていくものと思われる。また、夏場以降は復興需要に伴う原材料などの輸入も増加していくことが見込まれる。


従って、今後も輸出の回復がモデレートな状況が続くと、輸入が高止まりを示すことになるので、予想以上に貿易赤字が長引く可能性があることには注意を払っておくべきだろうと思われる。なお、経常収支については4月からは配当金の受け取りが減少することから、所得収支は減少するものの、依然としてその水準は高いことから、黒字をキープしているものとみられる。


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