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イタリアを巡る状況~各種データ 

週明けに掛けてイタリアを巡る財政懸念がマーケットを駆け巡っている。ムーディーズがポルトガル国債をBaa1からジャンク等級であるBa2に引き下げたことにより、急速に伝播(Contagion)の動きが出てきている。ポルトガル自体はギリシャほど経済規模や債務規模が大きくはないため、それ程市場への影響も大きくはないとみられるが、問題はこのソブリン危機が昨年のように他の重債務国に飛び火してしまうことである。現状ではイタリアとスペインへの懸念が強まっているが、ここではイタリア財政・金融市場のデータをまとめてみたい。


■2010年のユーロ圏各国の債務規模(出所:Eurostat)


EGCGD 20110711.



ユーロ圏27カ国において、イタリアの政府債務はドイツの次に大きく、ユーロ圏全体の政府債務の18%を占める。それ故イタリア国債市場が欧州債市場で最も流動性が高いといわれている。逆の観点からすれば、イタリアの債務残高は膨大であり、万が一財政危機となればそのインパクトはギリシャよりもはるかに大きい。


■炎の輪(出所:Eurostat/IMF)


Ring of Fire 20110711.



「炎の輪(Ring of Fire)」とは縦軸に各国の財政収支、横軸に公的債務残高をプロットしたものである。右下にいくに従い高財政赤字・重債務国という位置づけとなりソブリンリスクが高まるということを示している。


■イタリア10年国債利回り(出所:Bloomberg)


ITA 10Y Yield 20110711.



イタリア国債は先述のとおり流動性が高い市場であり、それゆえリスクアペタイトが高まるときには高利回りから投機資金の受け皿になりやすい。また国内外の欧州銀行もエクスポージャーを抱えている。直近ではこれまでの抵抗帯であった5%を超えてきている。


■イタリア5年ソブリンCDSスプレッド(出所:Bloomberg)


ITA CDS 5Yr 20110711.



■イタリアによるLTRO落札額(出所:イタリア中銀)


LTRO Allotted by the boi though tenders 20110711.



今後注目しておきたいのはイタリアの国内銀行のマーケットへのアベイラビリティ、すなわち金融市場からの資金調達能力である。イタリアの銀行はLTRO(長期リファイナンスオペ)について、ECBからイタリア中銀を通じてアクセスすることになる(「ECBでは、通常の場合、オペの金額、期間等や募入の決定は欧州中央銀行が行う一方、オペにかかる事務手続の大部分は域内各国の中央銀行が個々に実施している」ことによる(日銀:「主要国の中央銀行における金融調節の枠組み」参照))。このためLTROによる資金調達が多くなればそれだけ市場からのアクセスが困難(この場合は長めのターム物であるが)であり、ECB依存が強まっていることを示す





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カテゴリ: 市場視点

タグ: ソブリンリスク  欧州金融不安  ECB  ユーロ 
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