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[図表]IMF WEO 9月の各国の経済見通し 

9月20日にIMFはWorld Economic Outlookの改訂を公表した(日本語サマリーはこちらを参照)。世界経済について「経済の回復は著しく不透明である」とし、2010年に力強い伸びを示したものの2011年には減速したとしている。2011年の米経済成長見通しは従来2.5%から1.5%に、EU圏は2.0%から1.6%に、日本は-0.7%から-0.5%に修正を行っている。以下の図表は9月時点の予測であり、この見通しについて、今後の世界経済が不透明な状況にある中においては、過大な評価をするべきではないと思われる。


以下の図表の出所はIMF WEOより。


■G7


・GDP

成長率見通しについては2009年の金融危機で大きく落ち込んだ後、2010年には在庫復元などの動きからシャープな回復をみせたものの、2012年には息切れした格好となっている。日本については震災後の影響から今年はマイナス成長で、2012年にG7で最も高い成長率見通しとなっているものの、世界経済が不透明であり、さらに先行きは潜在成長率が低いことから、G7の中でも低い成長率に留まるものとみられている。米国など主要国が仮にリセッションに陥れば、さらなる見通しの下方修正へのリスクも増大する。


G7 GDP 20110926.



・インフレ


インフレについては、今年前半のコモディティ高の影響から特に英国や米国、カナダで高い伸び率を示したが、2012年以降は沈静化するとみている。米国については後述の通りアウトプットギャップの大きさからG7の中でも低いインフレ率に留まるものとみられている。日本はデフレ基調が継続していることからインフレ率の見通しも低い。他の国は中銀のインフレ目標に沿ったパスを描くものとみられている。今年急激なインフレに見舞われた英国も2%に落ち着くとしている。


G7 Inflation 20110926.



・アウトプットギャップ


アウトプットギャップは、"actual GDP less potential GDP as a percent of potential GDP"と定義されている。つまり、実際のGDPから潜在GDPを除いた数値を潜在GDPで割って表したものである。住宅や構造物投資、あるいは政府支出など構造的な弱さを抱える米国のアウトプットギャップが大きくなっている。


G7 Outputgap 20110926.



・失業率


特に注目されるのは米国であるが、その米国の失業率は2012年には8.54%までしか低下せず、その後は急速に低下していくものの、極めて緩慢な低下となっている。


G7 Unemployment Rate 20110926.



・経常収支


経常収支は日本とドイツが大幅な黒字となっているが、2016年に掛けては緩やかに低下するものとみられている。米国は一旦赤字が減少するものの、2016年にかけて再度拡大するものとみられている。


Current Account Balance G7 20110926.



・財政(PIIGSも含める・2011年のエスティメート)


縦軸は政府のネット借入額をGDPで割ったものであり、横軸は政府の純債務をGDPで割ったものである。日本の悪化度合いが際立つものの、米国も次第に悪化してきている。


G7PIIGS Financial Data 20110926.



■BRICs


・成長率

アジアの2国、インドと中国は高い成長率を維持していく見通しである。今後も高い成長率を維持する新興国と低成長が続く先進国という構図は崩れないものとみられている。

GDP BRICs 20110926.


・インフレ率


インフレは次第にモデレートなものとなっていく見通しである。中国以外は4%を超えたインフレ率が継続する。しかし国際商品市場の動向及びそのボラティリティの大きさについて先進国以上に影響を受けやすいため、先行きのインフレが安定化するかどうかを判断するのは難しい。


Inflation BRICs 20110926.



・経常収支


中国が今後も黒字を伸ばしていくものとみられている。米国の赤字と中国の黒字はややパラレルに動いており、グローバルインバランスの是正を巡って米中間の駆け引きは今後激化していくものとみられる。


Current Account Balance Brics 20110926.




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