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ISM製造業景気指数~回復傾向が続く 

1月3日に米ISMは12月ISM製造業景気指数を発表した。以下はISM製造業景気指数の推移と詳細である(出所:ISM)。


ISM Mfg 20110104


ISM Detail 20120104



景気指数は53.9となり、市場予想の53.2を上回った。PMIは2011年8月に50.6となり、好不況の分かれ目となる50を割り込む懸念があったが、そこからは立ち直りの傾向が続いており、12月は53.9まで回復してきている。この間金融市場は欧州債務危機などで混乱が続き、欧州経済や新興国経済に減速の傾向がみられていたが、米国の製造業は底堅かったことが示されている。ISMでは、アパレル・革製品業、印刷業、繊維業、石油石炭製品、機械、食品・飲料・タバコ、コンピュータ・電子機器、一次金属、紙製品の9業種で拡大と報告した。一方でプラスチック・ゴム製品、非金属原材料、家具・関連製品、化学、木材、その他製品、金属製品、輸送用機器、電気機器で減少したとの報告であった。以下は企業の購買担当者の見解である。

・"Slow Q4 - lots of destocking and inventory reduction going on." (Chemical Products)
第4四半期は減速し、多くの在庫を減らしている最中である(化学)

・ "Business seems strong, but likely due to tax advantages of purchasing capital expense items." (Machinery)
ビジネスは強いように思われるが、設備の項目費用の購入に課される税制上の有利によるものだろう。(機械)

・"Our business is stable with a very good outlook for 2012." (Miscellaneous Manufacturing)
我々のビジネスは安定的で、2012年の見通しは大変良い(その他製造業)

・"Food prices seem to have peaked as demand is starting to wane." (Food, Beverage & Tobacco Products)
食品価格は、需要の減退によりピークを打ったように思われる(食品・飲料・タバコ)

・"All auto demand remains strong." (Fabricated Metal Products)
すべての自動車需要は強く推移している(一次金属産業)

・"Continued conservative hiring, with tight discretionary spending controls due to slower growth expectations for 2012, driven by Euro zone sovereign debt concerns and lack of viable U.S. legislative process through the 2012 election." (Computer & Electronic Products)
欧州のソブリン懸念や米国の2012年の選挙を通じて立法の見通しが立たないため、2012年の成長の予測は鈍化するので、保守的な採用を続け、裁量的な支出をコントロールしている。(コンピュータ・電子機器)

・"Business beginning to slow down (seasonal), but will finish with a very strong year." (Plastics & Rubber Products)
ビジネスは(季節的に)スローダウンし始めたが、とても強い年で終えるだろう(プラスチック・ゴム製品)

・"Business is steady today around the world." (Transportation Equipment)
ビジネスは今日世界中で着実だ(輸送用機器)

"Market has definitely slowed in the last month, and is expected to remain so this month." (Wood Products)
市場は確かに先月から鈍化し、今月もそのように推移していると予測している(木材製品)



このようなものとなっており、必ずしも強気の意見が目立つというわけでもなく、足元慎重な意見も多く見られる。


製造業の業況の先行指数である、在庫/新規受注レシオは、11月の0.85から0.82に低下した。受注環境は改善してきており、さらに在庫は減少してきていることから、企業の生産活動は活発になってきていることが示唆されている(意図せざる在庫減か?)。生産の水準は2011年4月以来の高さとなってきており、高い受注と低い在庫を反映したものとなっている。従って、2012年第1四半期の米国の製造業の業況についても引き続き堅調に推移していくのではないかと思われる。以下は在庫/新規受注レシオと生産指数の推移(出所:ISM)。


ISM Leading Indicator 20120104



雇用指数は55.1に回復した。2011年6月以来の水準である。6月以降、製造業の雇用は水面上にあり、米国の雇用を下支えするものではなかった。しかし、雇用指数が改善してきていることを受けて今週末の雇用統計において製造業も雇用をサポートしているといった期待も出てくる。以下は雇用指数と米労働省公表の製造工業(Manufacturing)の雇用者増減の推移(出所:ISM、米労働省)。


ISM Employment 20120104



なお、12月の製造業の業況はグローバルレベルで改善している。以下は各国の12月PMIである(出所:Markit)。


Worlds PMI 20120104


ユーロ圏は11月よりもやや回復、新興国ではインドで改善基調が強まり、中国も改善してきている。ユーロ圏や新興国の一部は恐らく通貨安が製造業の業況(米国向け輸出?)にとって追い風になっているものと見られる。しかし、ユーロ圏各国のPMIは依然50を割り込んでおり、引き続き厳しい状況が続いていることが示されている。


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