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今週の相場~ドルの行方 

今日の東京株式市場はまちまちだった。「まちまち」という時にはもう習慣的にTOPIXがマイナスだったということと捉えてもよかろう。7-9月のGDP速報値は年率換算で+4.8%となり、市場予想を大きく上振れするサプライズだった。民間設備投資が意外にもプラスに転じており、設備投資動向のボトムアウト感が強いものとなったが、国内需要デフレーターが-2.6%となり、この数字は実に51年ぶりの数字だという。輸入デフレーターも下落の一途をたどっており、「デマンド・プルダウン」の部分と「交易条件改善」の部分でデフレが深刻化しているような感じだった。以下のグラフはGDPデフレーターの推移である(出所:内閣府)。


GDPデフレータ


デフレの国の株式は騰がらない。何故なら資産価格にも下落圧力が掛かるからだ。そういう視点から株式市場を見ていかないといけないと思う。さらにはTOPIX型で多い増資である。銀行に関してはやむを得ない部分がある。三菱UFJが1兆円のファイナンスを実施すると伝えられたが、残りの2つのメガバンクも増資は避けられないものと思われる。増資の要因はバーゼルⅢを睨んだものなのだが、コアTire1比率が4%に引き上げられ、普通株強制転換型優先株が自己資本にカウントされ無い場合にはきつい銀行が出てくる。そのような感じで推移していけば銀行再再編も無い話ではない。そのような感じで相変わらず内患外憂の相場展開が続くのだろう。


今週のマーケットであるが、注目ポイントとしてはドルの方向性が焦点となりうる。今週も米国では本日の小売売上から経済指標が満載であり、Fedや連銀幹部の講演が相次ぐ。引き続き緩和的な発言が出てドル売りにつながるのかもしれない。しかし、そろそろ年末(=欧米では会計年度末)を意識する時期でもあり、欧州やアジアの銀行はユーロダラーベースの決済を睨んだ動きが出てくることもあり、ドル需給が引き締まる可能性も内包する。(追記:ユーロダラーは現在FedがM3の公表を止めているので、数字は把握できない。従ってCMEのユーロダラー金利先物から需給を推し量る必要がある。現在はED金利先物は高水準にまで買われ金利は低水準(=つまりユーロ市場のドル需給は緩和している)にあるが、これが売られた場合には注意を要するということになる)。ドル売りのメインプレーヤーであるヘッジファンドは年内の仕事ももう終わるため、バカンスにでも行く準備を考えているのだろう。


これを踏まえて各種マーケット動向を探ってみたい。


■株式

NY市場はピークを探りに行く時間帯が続く。指標の上振れがあった場合には足元金利の上昇懸念が意識される。逆に下振れならば足元金利の低下とドル安が加わることにより不景気の株高という構図が浮上する。先週末のミシガン大学消費者信頼感指数は前月からまさかの低下であった。瞬間売られていくものの急速に切り返すような展開だった。その前の雇用統計も同じような動きだった。但し、上記要因からドル買いの号砲が鳴った時は注意を要する。

東京市場は増資ラッシュに加え、円に買い材料があることが重石となるため、引き続き安値圏で停滞を余儀なくされる可能性がある。デフレが意識され、円債市場が急な切り返しを見せる場面では株先売り/債先買いのパターンも想定に入れたい。

■債券

円債市場は強含みという感じだろう。財政赤字はややネタとして陳腐化されつつある。結局はGDPデフレーターが示すようにデフレがテーマとなる相場展開となりやすい。先週の5年債入札でも需要の旺盛さが確認されており、需給も悪くはない。但し、そこが財政赤字を蒸し返す急所であるかもしれないわけで、外国人が売りを入れるタイミングに近づく相場水準でもあることを留意しておく必要がある。米国債は指標次第だが、来週も入札が控えているため、週後半はヘッジニーズが高まるのではなかろうか。

■外為

いつドル買いの号砲が放たれるか、それがポイントだろう。但し、ドル円は引き続きボックスが継続する可能性が高い。中国の人民元に関してはオバマ大統領訪中期間に何か材料が出てくるかもしれない。人民元については「主体性、コントロール可能性、および漸進主義の原則に従い、国際的な資本フローや主要通貨の変動を考慮して人民元相場の形成メカニズムを改善する」という中国人民銀行の貨幣政策の報告がある。仮に切り上げとなれば円も連想買いが入る可能性がある。とはいえ、円売りマグマは溜まってきており、この点が意識される場面は注意が必要だろう。

■商品

ドルの行方次第である。中国の人民元切り上げの憶測がテーマとなる可能性が強い。


こんな感じでイメージしている。円売りマグマとドル需給というのは少し注意深く見ておく必要があろう。また、英国関連の動向も意識が必要かもしれない。


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