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東京市場から段々プレーヤーが減っていく~Japan Passing2.0進行中 

今日の東京株式市場は下落した。NY株式市場がバーナンキ議長発言や小売売上を好感してDJIAは136ドル上昇、NASDAQも29ポイント上昇していたにもかかわらずだ。バーナンキ議長は相変わらず"for an extended period"という言葉を巧みに使い、債券市場や株式市場をリフトアップさせている。一方でグローバルインバランスからガイトナー財務長官やオバマ大統領がドル安容認論を唱えている中で、「最大限の雇用と物価安定を目指す金融政策の遂行と米国経済の基調的な強さとが相まって強いドルを確実なものにするだろう」と述べた。これはいろいろな意味で波紋を持つだろう。但し先ほどの"for an extended period"という言葉が出た瞬間ドル売りとなったわけだが。そして米国債の償還で円転圧力が増す中で一時88円までドル円が突っ込んだ感じでの東京市場だったわけだから値が重くなるのも仕方があるまい。


とはいえ、まつよし氏のCFDグローバルマクロ投資戦略の本日のエントリにもあるように、S&P500とTOPIXの相関係数R2が0.004となっており、相関性が無いのだから、NYが高かろうが安かろうが東京市場は関係ないというわけだ。もっともNY市場が大幅安にでもなれば付き合う程度なんだろう。この底流にはこのWeblogでも書いているようにJapan passing2.0的な動きがある。詳しくは10月15日のエントリを参照にしたいが、もはやDJIAはNIKKEIを追い抜いている。


日本が政治的に混乱し、経済的に低迷するような状況においては、例えば高成長が期待できるエマージング・マーケットなどへの海外資産への投資妙味が増していくことは必然となる。政治空白やその後の政権に対する経済対策への不安から国内投資家が国内株式のアセットアロケーションにおける株式のウエイトを増やしていくことは難しい。それは海外投資家も同じことである。日本の政治の混乱及び停滞や、それによる期待成長率の低下から日本株のウエイトをより少なくさせる動きも出てくるだろう。つまり、新しい形のジャパン・パッシング、すなわち国内投資家も海外投資家も日本株など本邦アセットを無視する状態が起きていくことである。つまり国内投資家はますます海外資金を振り向け、外国人投資家も本邦資産のウエイトを縮小させるという形のものである。それは1990年代のジャパン・パッシングとは異なる、Japan Passing 2.0という新しい形態の「日本無視」である。



政治的混乱は今に始まったことではない。もともと民主党政権にはグランドデザインや国家観を示せる能力が無いわけだし、昨日のGDP統計の漏洩事件だって同じことだ。あの事件で金融市場からみれば日本国の信用を相当失墜させている。もう期待成長率などはゼロかマイナスだろう。さらにデフレが進行している。イノベーションと訴えても研究開発減税は認めない方針なのだから、これではどうしようもない。こんな状況下のマーケットに誰が積極的に買うのだろうか?


需給面からしたってそういった現象は示されている。以下は麻生内閣末期からの投資主体別売買動向の推移である。


投資主体別


金融法人に関しては長期金利の上昇=債券価格の下落により株式がオーバーウエイトになるのでリバランスを行わなければならないニーズがあるが、金融3主体はいずれも売り基調を継続させている。外国人も9月以降先物市場で売り圧力を強め、9月1週から11月1週までの間に3627億円売り越している。この期間リスクが取れない期間であったかといえば否であり、DJIAが年初来高値を更新したのは昨日のことだった。金利の上昇局面は10月2日の1.240%から11月10日の1.480%にまでであったが、その間財政リスクがテーマにされていたわけだから、リバランス圧力もまた間接的に株式市場に売り圧力として作用する。


そして相場に残ったのはこれまで漸増傾向にあった個人の信用買い残だったわけだが、さすがにここまで下がってくると見切り売りも出てくる。先週末の信用買い残は269.41億円減の1兆6902億円となった。まだまだ評価損益率的には投げ売りが出てくるような感じではないのでもう少し値幅と日柄を要する。商いもここのところ売買代金で1兆円を何とか載せる感じで推移しているため、商いも細っている中をずるずる下げているわけだから陰湿な感じなのだ。市場から段々プレーヤーがいなくなっていくような感じなのだ。


ここから信用のしこりを振るい落した後の反発局面を望むには、日本株市場を取り巻くそれなりのファンダメンタルズ的な展望が開けるか、あるいはバリューで買う投資家が現れるか、どちらかだろう。


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