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プロッサー・ショック~タカ派のデフレ発言 

今日の東京株式市場は続落した。相変わらず国内投資家の売りが止まらない。銀行はバーゼル3を見越して自己資本確保のために持ち合い株のウエイトを減らさ生保はソルベンシー・マージンの見直しに絡み株式のウエイトを減らしている。先週の主体別動向でも、生損保は147億円の売り越し、銀行も売り越し基調が継続している。


ところで、東京株式市場が終わり、シンガポールに足を運んだフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が驚くべき発言をしている(以下はロイター参照)。


The Fed is just as concerned about deflation... It isn't going to let deflation happen as much as it isn't going to let inflation happen



プロッサー総裁といえば、2か月前に「FRBは積極的なインフレ回避策が必要に」(Bloomberg)とし、1970年代のような高インフレの再来を回避する必要が出てきた時には、FRBは「直ちに」金融引き締めを実施すべきだとさえいっていたタカ派中のタカ派というべき人物である。しかし、宗旨替えし、おそらく個人的に記憶している限りでは連銀幹部で初めて"deflation"というフレーズを使っていた。"disinflation"という言葉はシカゴ連銀のエバンス総裁が使ったことがあるが、それよりもストレートにデフレという言葉を、それもタカ派の中心的な人物が使ったのは、ある意味で衝撃的だった。


昨日のセントルイス連銀のブラード総裁の発言でも「当局が利上げを開始するのは2012年の初め以降になるかもしれない」ということを言及している(但し、過剰流動性への懸念は示している)し、どうもこのところの連銀幹部の発言をみると、デフレ的なトーンも目立つ。米国の10月のCPIこそ上振れしたが、PPIがドル安進行にも関わらずマイナスであったわけだし、一昨日の設備稼働率も低位にある。その背景にはここ数日来述べているが、米国ではますます信用創造が行われなくなってきていることがある。信用創造を計測する指数である貨幣乗数(M2/MB)はここにきてまた下落基調が鮮明になってきている。


M2/MB


こういった深刻な状況の中においてプロッサー総裁がそのようなストレートな表現を使ったというのはある意味でインパクトがあるし、それに警戒すべきであるとの姿勢は妥当だろう。また、そのような事態だから、当然マーケットはドルの行方が気にされる。基本的に基軸通貨のマネーサプライが伸びていないわけだから、ドルは低金利であっても不足する可能性も想定されうる。このスピーチがなされた後(ダラス連銀フィッシャー総裁の"for an extended period"な低金利とドルはトレードオフの関係にあるとの発言も加わり)のドルインデックスは75.0から75.60レベルまで買われているし、原油や金などのコモディティも下落している。マーケットの潮目が変わったかどうかはわからないが、もしかしたらこの発言がドル買いの号砲なのかもしれない。注意深く見ていた方が良いだろう。



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