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連日の引けピン~今後の懸念材料 

今日の東京株式市場は5日続伸した。10,000円の大台で引けた。特にこの時期に高値をとってきた銘柄に三菱商事がある。来年のNHK大河ドラマは「龍馬伝」、すなわち岩崎弥太郎目線で坂本龍馬を捉えているという話でもあり、今年は「友愛」であったが来年は「スリーダイヤ」なのか?とも思えなくもなく、それを囃した買いなのか?という感じがする。三菱商事と日本郵船の源流は亀山山中、後々の海援隊だ。プジョーが三菱自動車の第三者割当増資を引き受けるということを見ても分かる通り、年の瀬だからそういった動きを睨んでいるのであろう。まぁ、個人的な穿った見方だし、ジョークだが。


225先物は先週末から今日の本場までの間に1,030円も上昇している。グローバルで見てもここ数日の日本株のパフォーマンスは最高である。ここまでの急騰相場は昨日の解説したとおりであるが、12月1日に1円だった12月限コール10,250円は本日終値で50円となっている。50倍なのだから1円で数千枚も売った向きにはたまらない相場だっただろう。50倍に騰るわけだからデルタヘッジスパイラルに追い込まれてしまうわけだ。12月1日のコール10,250円の手口は分からないが、大量に売っていた向きが吹っ飛んでしまった、ということはオプション市場にはありがちな話だ。ただ、もし高度なエキゾチックオプションが組成されており、9,000-10,000円のダブルノータッチオプションだとしたら、10,000円を超えた時点でもう勝負有りなのだからこれ以上攻める向きも少ないだろう。ユーロも本日満期の1.4850-1.515ドルのダブルノータッチバリアが意識されているわけだから、コチラの方も大変だろう。


しかしながら、来週にかけて懸念材料は多い。まずはSQだろう。裁定売買動向において、買い残は先週1312億円減らして1兆3840億円となっているが、まだまだ減らさなければいけない玉もあるのかもしれない。その読み筋としては来年の大発会から東証は次期システムのarrowheadを稼働させるが、ミリセカンドの高速売買に対応しきれていない裁定業者が撤退のためにSQで玉を決済するかもしれない、ということである。ある種の特殊なメジャーSQであることを抑えておきたい。arrowheadに関する考察については宮地塾でレポートしてまとめているが、システムに対応出来ている裁定業者とそうでない業者とでは雲嶺の差があるだろう。ちなみにarrowheadについては個人投資家レベルでもいろいろ影響が出てくる。例えば1カイ2ヤリ的なデイトレードはアルゴリズム売買の前に立ち行かなくなるだろうし、スイングトレードにおいてもリスク管理、例えば逆指値やトレーリングストップなどを下手に成行執行した場合、とんでもない価格で約定してしまうこともありうる。この点のリスクを踏まえた上で出来る限りの対処を行って来春からの相場に望んで頂きたいものである。


他にも懸念はある。ドバイ・ショックの余波はそれなりに覚悟を要する。銀行のエクスポージャーの有無とかそういったレベルではない。昨日Bloombergにこんな記事が出されていた。


ドバイ・ワールドは、資産売却を余儀なくされた場合、米国のホテルへの投資で「著しい損失」に直面する可能性がある。



といったニュースがある。ドバイ・ワールドが購入したホテルやオフィスビルが裏付けとなっているCMBSは32銘柄で総額15億ドルだと指摘した。エクスポージャーの額そのものは多くはないが、やはりこれが投げ売られるとグローバルの商業用不動産の問題も深刻化するかもしれない。そうなれば当然FDICの資金が枯渇している中で中小米銀の経営行き詰まりも否定できないし、大手米銀もエクスポージャーの減損を余儀なくされるかもしれない。また、ドバイ・ワールドに限った話ではなく、金融問題できな臭い話がここ数日出されている。北朝鮮のデノミはグローバル経済にリンクしていない地域の話なのでそんなに問題はないが、例えば保守党議員がポンド危機を言ってみたりだとか、中東欧のエクスポージャーを大きく抱えているという欧州の巨大金融機関の存在もある。BloombergではGDPを超える金融機関は15社あるという。マーケットはかなりのピッチでリスクを膨らましているが、アンワインドが起こった場合にはそれなりのきつい局面もあるのかもしれない。


もう一つ懸念は中国指標がSQ通過後に一斉に発表されることだ。今回はとりわけCPIがプラスになるかどうか、これが非常に注目される。もともと年率30%近いマネーサプライの数字を見ても、ドル買い介入し人民元がダブついているなど兎にも角にもマネタリーインフレに近い国がいよいよ物価面でプラスになれば当然のことながら当局も緩和から引き締めに舵を切っていくのだろう。当局の資金吸収手段はいくつかあり、現状では売りオペを出しているが、有力なオペレーションとして人民元の切り上げということが意識されていく。人民元が数%程度の切り上げがなされた場合、アジア通貨でも流動性が高い円も不可抗力的にそれなりに買われる可能性があり、これは残念ながら日銀の変則利下げだけでは阻止できない。1995年の79.75円も意識されるかもしれない。そのような局面で非不胎化協調介入ができるかどうか、玉木財務官がNYでどのような調整を行っているかも含めて(まさか米国債を売るようなことはしまい)、通貨当局は試されていくことになろう。


そんな感じだろう。来週の動きは正直読みにくい。今の円安トレンドはそんなには長く続かない。今晩の雇用統計でNon Farm Payrollが強い数字が出てドル金利の上昇思惑がでれば、ひょっとしたら戻りを試し90円レベルまで戻していくトレンドも形成されるかもしれない。しかし、人民元の切り上げ思惑が浮上した場合にはこれは不可抗力的な円高要因となるため、局面変化には要注意だろう。


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