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今週の相場 

今日の東京株式市場は6日続伸した。11月の雇用統計で米国の雇用の状況が改善されたことでドルが買われる展開となり円安に振れたことを好感した格好だ。出口戦略について一歩近づいたということをマーケットは織り込みに図っているが、出口までにはそう一筋縄では行かないだろう。それは例えばミシガン大学消費者信頼感指数が9月の73.5をピークにして11月確報値では67.4まで低下している。ISM製造業/非製造業景気指数もモメンタムはピークアウト感があるため、仮に来月の雇用統計でNon Farm Payrollがプラスに浮上したとしてもそれがピークになる可能性がある。また、賃金は抑制バイアスが掛かっており、決してこれで雇用の改善→消費の拡大につながるというわけではない。以下のグラフは時間当たり賃金の前年同期比の推移である(出所:米労働省)


時間当たり賃金


とはいえ、「雇用の安定」を政策目標として掲げているFedにとっては時間軸効果の減退となるため、いつまで緩和策の継続スタンスについてマーケットに対してアナウンスし続けることができるだろうか?というところは疑問がある。一方で商業用不動産の問題や新興国リスクの問題が浮上する中、Fedは難しい舵取りが求められるところとなる。出口には様々なオプションがあるが、利上げは最終手段となるだろう。その前にリバースレポ・MBS買い入れ打ち止め→米国債売却・MBS売却といった順で出口を探るのであろうが、上記リスクがある以上緩和拡大の声も出てくることが想定されるので、結局金融引き締めに対するスタンスについて、各政策当局者の隔たりが大きくなっていくだろう。そういった意味で今晩(東京早朝)のバーナンキ議長講演は注目すべきである。ただ、ドル需給という側面で考えるならばやはりタイトな相場が展開されるだろう。ちなみに、個人的には年初以来金融危機の深刻度合いからドル高を予想していた。年初はそれこそドルとユーロがパリティになるのではなかろうか?ということを考えていた。ドル不足は脆弱な信用力しか持たないソブリンまでもを破綻させる。今から思えば、そのような予想は外れてくれた方が良いし、一番底でそのような事にならないで済んだということは歓迎すべきである。


介入についてフォローさせてもらうと、ここ2週間警戒を要するとしてきたが、その蓋然性は徐々に薄まってきているとみている。雇用統計は様々な国にとって「朗報」だった。ドル安=人民元安に悩んでいた欧州、アジア諸国、カナダ、ブラジル、スイスなどにとって自国通貨の過大評価が後退する思惑も働く。況やデフレに喘ぐ我が国をや。この数字は「神風」だっただろう。85円レベルで人民元切り上げが行われれば79.75円が意識されただろうが、90円レベルの数%ならば、21世紀版「ニクソンショック」や「プラザ会合」が行われない限り5円のバッファは効くだろう。ドル高は中国にとってもドル買い介入を行わなくても良いので、人民元のダブつきが抑制され、資金吸収が円滑になるメリットも有る。その間に中国の主要銀行の自己資本比率を引き上げる事(これも売りオペの一種、共産主義国だから)ができれば、とりあえずドラスティックな引き締めに舵をきらなくても済む。


そのような状況の中で今週の相場を。マネーフローの新たな方向性を探る時期だろう。


■株式市場

DJIAに関してはあまり強気は言えない。上記を踏まえ「不景気下の引き締め」が警戒されると思われる。新興国も強気にはなれない。ドル安シナリオが後退したことからリスクアペタイトが低下するからだ。日本株についてはよくわからない。SQという特別な需給で動きやすい環境であるからだ。10,250円を明確に抜いていけば48,011枚も建玉があるコール10,500円の売り方を締め上げる動きが出てくるかもしれないし、裁定解消への思惑も働く。週末まで強い展開であれば薄ぼんやりとしたイメージとして「SQ天井」という感じかもしれない。

■債券市場

円債は30年入札が気にされるだろう。円債の今日の動きは米債安にも関わらず底堅かった。新供給オペの成否を見極める段階だろう。米国債は3・10・30年(リオープン)の入札動向は気に掛かる。これまでかなり買われてきた2年債など短中期ゾーンが売られ、フラット化する動きとなるのではなかろうか。10年-2年債イールド差は縮小すると思われる。

■外為市場

ドルの動きに関しては需給がタイト化して強含みの展開と予想する。東京時間は早期引き締めに懐疑的だが、NY時間でもそのようになるか?ということもある。ドル円に関しては円キャリーに対する思惑とシカゴ投機筋のアンワインドから90円を巡る攻防から92円あたりまで円安進行も想定。もともと円買い要因は乏しい。ドル・ストレートに関しては強い動き、ユーロの1.50ドルはやや遠くなった印象がある。新興国通貨に関してはリスクアペタイトの減退から弱含みの展開になるのではなかろうかと思われる。

■商品市場

ゴールドの1,200ドルまで買われた理由がよく分からない。単なる投機だろう。罫線は崩れていないが、最終的にドルの動向次第なので、ドルインデックスが明確にボトムアウトの兆しがみられれば真っ先に投げられるアセットだろう。原油に関してはもみ合いだろう。ゴールドのような大相場がなかった分押しも軽かろう。全般的にリスクアペタイトが減退する局面では買われにくいアセットであることは確かだろう。


年末までのタームでマネーはどこに向かうのか?というところを見極めておきたい、そんなように考えている。


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