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バーナンキ発言の意図と中国経済工作会議 

今日の東京株式市場は7営業日ぶりに反落した。ドル円が輸出業者の売りから90円台でキープできないところにバーナンキ議長の発言が加わって早期利上げ論後退、88円台まで押す場面もあった。そういう展開の中で株式市場も戻り売りやヤレヤレ売りが出されやすかった、という感じだろう。追加経済対策で真水7.2兆円は聞こえが良いが、2009年度の税収は予想を下振れし、国債発行額が53.5兆円となったとの藤井財務相の発言で円債先物が乱高下(もっとも30年国債の入札は低調だったが)してみたりなど、株式市場は動いていなかったものの、やけに神経質な相場付きだったと思われる。来年も税収が落ち込み、44兆円以上の国債を発行すればソブリン格付けの問題も意識されよう。また、景気ウォッチャー調査はかなりの悪化を示しているし、国内の景気はやはり二番底の懸念を強くさせるだろう。特に前政権の補正予算執行停止から追加経済対策が発動されるまでのタイムラグ、すなわち1-3月の空白期間はどのように埋めるのだろうか?というところも気にされる


今日は個人的に反省点があり、バーナンキ議長が講演原稿に"for an extended period"という記述がないことからいろいろと出口に関する思惑があるのでは?ということで各所でミスリードしてしまった感じがしており、迷惑をかけた向きには申し訳の無いところである。一方で、質疑応答で先程の文言を述べたのだが、そう考えると逆に何故原稿にはそのような記述を入れなかったのだろう?とも勘ぐってしまう。それも含めてだが、彼の行いたいことは早期利上げ論に傾斜する各種金融市場の動きに対して、米経済は「恐ろしい向かい風」に直面しているというヘッドラインを流してマーケットの動向を牽制しようとしている意図がある一方で出口戦略も用意している、ということを示したかったのだろう。11月の講演からすれば踏み込んだ発言をしているので、そういったところは無視できないだろう。そのスキームであるが、


use of a short-term funding method known as reverse repurchase agreements



という形だろう。リバースレポとは国内的には「現先売りオペ」に似たような資金吸収オペである。NY連銀はすでにリバースレポを「試験的に」行っている(11月30日通知、12月3日実施)。NY連銀は「政策変更を意図する」ものではないとしているが、明らかに11月時点からは出口の方向に話が進んでいるという印象だろう。マーケットは"Significant headwinds remain"というヘッドラインによって利上げ期待を後退させたが、出口戦略は用意しているということもまた認識するべきだろう。穿った見方だが、本日の3年債入札を前にして、マニュピレーションしておきたいということもあるのだろう。バーナンキ議長の術中にはまると個人的な短中期ゾーンが売られ10年-2年債イールド差縮小という見立ては外れそうである。


但し、数字はサプライズだが、雇用統計の内容はあまり良くないということがあるので、利上げはまだ先とみるのが自然なところだろう。雇用統計で人材派遣の雇用者数が大幅に増えていることを「労働市場改善の先行的な動き」と見るのか、「景気に対する不確実性の強さにより非正規採用を増加させている」とみるのかでも分かれるところだろうと思われる。オバマ政権の経済チームはFedとは対照的に明らかにあの雇用統計の内容を歓迎している向きがあるので、今晩のオバマ大統領の発言も興味があるし、まだまだ雇用統計の余波はありそうである。


あと、意外感があったのが今日の日経の朝刊一面の中国経済工作会議の結果だった。ポイントとしては、


・経済の安定的で比較的速い発展を保持する
・「積極的な財政政策」と「適度に緩和的な金融政策」を継続する
・内需、特に個人消費の拡大に重点を置く
・都市化を進めるために戸籍制度の規制を緩和する
人民元政策には言及せず



これを読む限りにおいては引き続き緩和的な政策をとるということである。つまりこちらも表面的には早急に利上げや人民元の引き上げは行うつもりはない、ということなのだろう。ドラスティックな引き締めでオーバーキルにしてしまうよりも資金吸収オペや国営企業の株式売り出し・国内主要銀行の自己資本規制強化(株式売り出しによる資金吸収+貸出規制)という形でベースマネーと過剰な信用創造をコントロールしてインフレを抑制していこうとする動きなのだろう。こうなると人民元早期切り上げという思惑は拙速になるかもしれない。短期筋に拠る円買い要因の一つがとりあえず後退したと捉えるべきだろう。


但し、ドル円に関してはクロス円の需給がやや悪いところがあるので、よほどの材料が無い限り急落は想定していないものの頭は重いかもしれない。今週はマネーシフトが起こるかもしれないとしてきたが、ここ2日をみるとひとまずキャッシュ、またはそれに近いアセットという方向性なのかもしれない。


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