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来年の相場~出口に近いところ 

今日の東京株式市場はまちまちだった。売買代金は9835億円と今年最低、日経平均の日中値幅に至っては32.05円に限られるなど、動意に乏しい展開となった。如何にもクリスマス休暇らしい相場付きといえばそれまでだが、こんな感じの相場が今週一杯続くことになるのかもしれない。今週の相場に関してもほぼ書くことがなく、既に勝ち組の方々は休暇に入っており、敗戦処理的な相場展開となっていく。特に外為市場においては、流動性が無いため、Choppyな動きには警戒しておくべきだろう。あと、可能性としては殆どないが、人民元の突如の切り上げと通貨当局によるホリデー介入だけは意識しておきたい。


そんな感じなので、来年の相場について少しだけデッサンを描いていこうと思う。


■先進国で出口に最も近いのは米国?


今年を振り返ると、世界的な利上げサイクルの火蓋を切ったのはオーストラリアだった。その後追随している国としてはノルウェーのみであり、シクリカル的に先駆しやすい資源国から利上げモードに入っていった。今年はこんな感じで終わるが、来年はさらに出口を巡る論議が行われていくだろう。資源国から新興国のフェーズに突入していくだろう。特にV字的な経済回復をみせており、インフレ気味に推移しているインドや韓国、ブラジルなどで出口論議が活発になっていくだろう。そして先進国ということになっていくのだが、ここは物凄い格差が存在する。個人的には、出口までの距離が近い順に、


米国 > (圧倒的な差) > 欧州 > (圧倒的な差) > 日本


となっていくだろうと考えている。米国については12月17日のエントリにも書いたが、利上げはおそらく2010年下半期、8月あたりが有力だろうと思われる。その前に非伝統的金融緩和の出口が行われるだろう。利上げへの前提条件は雇用の持続的な回復トレンドであり、Non Farm Payrollが安定的にプラスになっていった場合にはこのような利上げが下半期に意識されていくだろう。留意事項は商業用不動産や新興国リスクなどから金融危機的な動きになる可能性やコンシューマクレジット(消費者信用)の状況がさらにタイトになった場合となるが、少なくとも欧州さらには日本よりも出口は早期だろうという気がしてならない。既に10年債とTIPSの利回り格差は平常時の経済に近づきつつあり、市場はデフレ懸念よりもインフレ期待を大きくしている。以下のチャートは10年債とTIPS利回り差である(出所:Bloomberg)。


10YrTIPS



欧州であるが、ECBメンバーは出口を意識した発言を繰り返している。例えば、トリシェ総裁は以下のような発言をしている(Bloomberg記事参照)。


「経済の急激な悪化は収まり、好転した」
「金融危機は価格下落、債務増大、連鎖破たんという一部エコノミストが懸念していたような究極のスパイラルを引き起こすことはなかった」
「情勢は現在十分安定しており、以前よりもある程度必要性が減じた過剰な支援策の一部の解除にわれわれは着手できる」



ところが、欧州の指標をみると、米国以上に深刻さがある。まず、EBCがインフレ見通しの指標として重要視している拡大M3は1981年以降で最低の伸びを示している。以下のグラフはユーロ圏拡大M3の推移である(出所:Bloomberg)。


拡大M3

ECBのデータによれば、10月の民間向け融資は前月比でも-0.2%となっているECBがFed程金融緩和にウエイトを置かなかったことから流動性がややタイトなところに貸出も伸びていないので、マネタリー的な指標を見る限りデフレ的な兆候がはっきりしていることが浮き彫りになっている。このような状況下においてはECBメンバーも口では言うが、金融危機における緊急避難的な流動性供給のアンワインドくらいしか手をだすことは出来ず、利上げなどはできないだろうという見立てである。欧州の金融情勢については日経などをみると、バーゼル3に関しても日本とともに反対姿勢を取ってきたのが欧州当局だったように、非常に厳しいという見方をして置いた方が無難な感じもする。中東欧の状況にも拠るところが大きいが、ソブリン爆弾が暴発した場合には追加の金融緩和が無いとはいい切れない。今のECBの政策金利は1%である。


日本はどうかといえば、来年以降追加の金融緩和に動くことはほぼコンセンサスとなっており、今回のグローバル的な利上げサイクルで主要国の中のアンカー役となることは間違いないところなのだろう。



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