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2009年相場回顧・前半~金融危機の後退局面 

今日の東京株式市場は小幅続伸した。ちょうど20年前のこの日に日経平均が過去最高値を更新した。「失われた20年」となったわけだ。 以下の四本値はちょうど20年前の本日のものである(出所:日経平均プロフィル)


日経平均株価 1989年12月29日(金) 日次データ


始値高値安値終値
38,913.1238,957.4438,827.7138,915.87



本日は9時22-23分の値動き以外はほぼ凪だった。凪だったが年金系の買いが入るといった声が聞かれており、相変わらず底堅い展開が続いた。問題の9時22-23分の取引に関しては、999枚オーダーが話題となった。


9:22:23 10630円999枚買い
9:23:01 10690円999枚買い
9:23:45 10700円550枚売り
9:23:50 10690円650枚売り
9:23:55 10680円999枚売り


こんな感じのオーダーが入り、大証のシステムレスポンスが低下した。これについては「誤発注説」が妥当な線だろうが、ついついエキゾチックオプションの存在を意識したものだったのではないか?とも想像してみたりもする。つまり10,750-770円がノックインであり、それを狙った仕掛け的な買いなのか、ノックイン価格到達リスクからヘッジの買いなのかは分からない。そういった読み筋が働くのは225オプション市場の使い勝手が向上し、様々なデジタルオプションの組成の動きが背景にある。そのような勝手な読み筋を膨らましていくと、大納会がExpireであり、それを意識した売り買いがなされているとの穿った見方も出来る。これまでとは違い、大証の公表手口だけではその業者のポジションを推測することは無理がある。その裏では複雑なポジションを組成している動きもある。個人的にはストライクプライスが250円刻みになって以降あまりオプションの手口は見ていない。つまり、株価指数も外為と同じようなオプション取引の様相となっているのだろう。


後場寄り前のクロス売買はオプションSQ並の規模となった。225型で1銘柄あたり32万株程度の商いとなった。この動きに関しては年末の国内法人のリバランスという話がベンダーで流れていたが、そういった玉も当然出されているのだろうが、arrowhead稼働を睨み、裁定業者の玉移動、すなわち新システムに対応出来ていないブローカーから対応済みのブローカーに玉を動かしていたこともあったのだろう。国内法人にせよ、裁定業者にせよ、いずれにせよ新システムに対する警戒感は高まっており、対応済みのブローカーに玉を移動させたいといった感じもある。あとは大発会。システムがしっかり稼働してくれることを祈るのみである。その前に大納会引け新値で終われるのだろうか。


さて、今年の相場を少し回顧すれば、こんな感じとなる。2009年前半の株式市場を振り返ってみたい。


■1月

オバマ。オバマ・ラリーで年初高。昨年の危機的な状況からFedがゼロまでFF金利を下げた流れからスタート。しかし、オバマ政権に市場は容赦しなかった。彼が大統領就任の演説を行っている間にDJIAは大幅安となっていく展開。大統領選挙を受けても株安、就任式の時も株安、ウォール・ストリートは彼を試していた

■2月

米国銀行危機。今となっては有耶無耶となってしまったが、バッドバンク構想(PPIP)をめぐる交錯が市場を動揺させていった。そして2月11日のガイトナー会見は市場に失望を与えることとなった。市場は、バッド・アセットを買い取る「1兆ドル」という数字は少ないと受け止め、NYの株式のトレーダーもヘッドラインの数字を見てりのボタンを押した。市場に政策の不信感が漂い、投げが出る始末、金融不安を高めていくこととなった。

■3月

TOPIXバブル後最安値。メジャーSQまでは失われた20年を印象づけられる下げ局面であった。しかし、ある一通のメールが市場をサプライズに導いた。シティのパンディットCEOが「1-2月の業績は黒字」という社内メールが報道ベースに乗ってしまったことから金融株にショートカバーが一斉に入った。底値から反騰する展開となっていった。さらにFedが「民間クレジット市場の状況改善を助けるため、FOMCは今後6カ月間に最大3000億ドルの期間が長めの米国債(longer-term Treasury securities)を購入することを」決定したことから債券市場が暴騰、信用不安も解消させるきっかけとなっていった。

■4月

景気底打ち感台頭。1日の日銀短観で示されたことは、1-3月は最悪であったものの、4-6月の先行きが改善されていたことだった。全般の景気サイクルにおいてボトムアウトのサインを発している可能性が強まり、国内の消費者態度指数や景気ウォッチャー調査、あるいは鉱工業生産の在庫指数の改善など、先行性のある指標については底入れ感を表す指標がみられる状況となっていった。

■5月

リスクアペタイトの高まりとGM処理。このころから鮮明となっていったのは、いわゆるドル安・リスクアセット志向を強めていったことだった。月初にクライスラー破綻、月末にGM処理が意識されていく展開となっていく。GMは結果的にプレパッケージ型破綻(国がスポンサー)となって一応の悪材料出尽くしとなっていった。懸案となっていたストレステストの結果、銀行が必要に応じて増資などの手段により、エクイティ増強を図ることで、とりあえずのカウンターパーティリスクが後退していったことも株高を演出した。

■6月

日経平均10,000円大台回復。GMも無事(?)Chapter11申請。6月も株高局面が継続した。そして11日にザラ場ベースで大台乗せ、相場のムードも明るさを増していった。国際商品市況も急速に戻し気味で景気の回復を先取りするような相場展開となっていった。しかし、このころから欧州リスクが浮上(株式祇園精舎2.0、6月9日エントリ参照)していくこととなった。ここから数カ月は全くこの問題に直視せずリスクを取っていく動きとなっていったが、ドバイ・ショックによって改めて暴露されていくこととなる。


そういった形で今年の前半相場を回顧した。大納会の明日は下期相場を振り返ってみたい。政権交代・鳩山政権発足とJapan Passing2.0。デフレ経済に喘ぐ、日本そして日銀の緩和政策転換。さらにはドバイ・ショックが暴露した信用不安について取り上げていこうと思う。


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