05« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.»07

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カテゴリ: スポンサー広告

tb: --    cm: --

年頭所感~2010年台の日本経済とマーケットを考えるにあたって 

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。


年頭所感にあたり、今年、そして2010年台の日本経済とマーケットを考えるにあたって。


(1)何故李明博政権は韓国経済をV字回復させたのか、そして日本は何故デフレのまま国際競争力を失っているのか?


李明博政権は発足当初から躓いたスタートであり、リーマン・ショック時ドルファンディングが出来ず、ソブリンリスクに晒されたところまで追い込まれた。しかし、2010年の先進国(OECD加盟国)の中で経済成長率はナンバーワンであり、年前半にも利上げが行われるというのがコンセンサスとなっており、非常に強い経済回復をみせている。その結果壊滅的な支持率も5割程度まで回復している。以下のグラフはOECD Economic Outlookによる日本と韓国のGDPの推移である。


GDP


さらに、CPIを見れば圧倒的な差が広がっている。以下のグラフも出所はOECD Economic Outlook。


CPI


韓国はもはやインフレ気味の経済であり、日本はデフレのままである。韓国経済がV字的な回復をみせた背景にはウォン安という外的要因があり、輸出経済を主導したという側面があって、日本は円高に苦しめられたということも、もちろんある。しかし、核心は李明博大統領のポリシーミックス(MBノミクス)がしっかりしていたことだろう。そのポリシーミックスは「韓国747計画」、すなわち平均7%の経済成長を続け、10年以内に一人当たり国民所得4万ドルとし、GDPで世界のトップ7に入るという宣言を行っている。これを実現するための具体的なストラテジーが練られており、企業の投資を妨げる出資総額制限制度の撤廃など規制緩和を通じた企業の投資活性化、首都圏規制の合理化、さらに外資誘致の活性化などを具体的に示し、様々な国・地域にEPAやFTAを積極的に結んでいる。個人的にはこの結果がV字回復の原動力となったと考える。


日本はどうか。「規制緩和」などといった言葉は政治的にタブーだし、明確な成長戦略やポリシーミックスなどない。そのいい例が介護などの健康ビジネスに若者を数百万人育成させるという話だ。介護に数百万人の雇用を生み出すというのは聞こえはよいが、明らかに産業のダウングレードだろう。イノベーションは生まない。公的債務が増えるだけだ。少子化の問題にも全く手を打っていない。移民政策を取るといったアクションが検討されるならまだしも、子ども手当で解決しようとさえしえいるのだ。子ども手当で消費が拡大し、少子化が止められるというのは大きな勘違いで、預金選好が強まる経済環境ではどういうところに最終的におカネが回るのか、考えて頂きたい。


ミクロ面で見ればサムスン電子の営業利益は3260億円に対して、日本の国内電機大手9社の合算営業利益が1519億円なのだ。つまり、企業部門においても全く歯が立たない(プレジデント・ロイター記事「なぜ日本の製造業はサムスンに勝てないのか」参照)。もはやWal-Martの店頭で輝いているのは韓国や台湾の製品であり、日本勢の劣勢が目立つようである。


(2)日本はもはや輸出立国ではない。


日本は既に輸出立国ではない。以下のグラフは日本の経常収支である(出所:財務省)。


経常収支


これをみれば、何がわかるのか?つまり、こうである。貿易収支の減少は国内でモノを作って外国に輸出するという動きは徐々に縮小している。さらに所得収支が増えているということは、すなわち日本の企業は海外での現地生産・販売を増加させ、本国にリパトリしているビジネスモデルが出来ている。従って、既に国内産業は空洞化してしまっている事実がある。 


(3)日本に弱気ではない。


では、日本に弱気か、そういうことではない。日本人はこういった現実を直視し、失われた20年の本質が何だったのか、綿密な検証を行い、疲弊した構造を解体する勇気さえあればいつでも力強い経済が期待出来る。そこで個人的な具体的な提言を示すとすれば、


資本収支をプラスにさせる政策を取る


こういった考えも一つのアプローチだろう。資本収支が赤字なのは円投資金と円キャリートレードによるところが大きい。しかし、決定的なのは外国からの資本流入が少なかった。それゆえこの国はずっと潤わなかった、換言すれば、海外投資を呼び込める経済が出来上がれば日本は潤う。英国のサッチャノミックスが好例だ。しかし、このポリシーミックスは金融危機の元凶として批判する向きが多く、英国はそれに修正を掛ける動きが出ている。具体的には金融機関の報酬課税である。しかしこれは結果的にロンドンシティの衰退をもたらすものとなるだろう。しかし、日本に海外からの投資が殆ど流入しなかったのは、あまりにも規制が強すぎるし、日本に投資もしくはビジネスを行うにあたり税金等コストも大きく掛かっているところも重要なファクターである。これを改善さえすれば海外資金を呼び込める。改革さえ十分行われれば割安過ぎる日本のアセットの見直しの動きが加速するだろう。


そして、日本はインフラが整っている。英語圏でないことはネックではあるが、ICTインフラは世界最高水準である。さらに、東名阪にリニアが出来れば世界で最初のブロードロジスティックス革命が起きうる。これは強みだろう。食べ物もいろいろな文化圏に受け入れられるし、そもそも美味しい。


こういったことを年頭言としてまとめてみたい。


人気ブログランキングへ ←皆さんの応援よろしくお願いします! 

 

 人気ブログランキングへ









関連記事
スポンサーサイト

カテゴリ: 市場視点

tb: 1   cm: 0

« 大発会~年初の相場展開  |  大納会~2009年相場回顧後編・3D/信用リスク »

この記事に対するコメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://marketwatcher.blog61.fc2.com/tb.php/91-c184a6f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

税理士 年頭所感

BONNE ANNEE ... 被って、被りまくるぞぉーーーー(笑) かすけの年頭所感でございます。。。 (空ママからの贈物) 本年もかすけ、チンヤプン ...(続きを読む) 年頭所感 〔第568回〕 ... こうした気持ちで会社運営の面舵を取ってきたわけで、気持ちを直して、年頭所感...

ちょいヲタオヤジのニュース速報
2010/01/01 22:16

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。